− 現代医療を本当に信じていいのでしょうか? − 

 
胃ガン手術で胃袋についているリンパ節を中心に切除する手術をD1手術といい、それよりも広い範囲の リンパ節を取り除く手術をD2手術といいます。そして、日本ではD2手術が標準手術になっていますが世 界標準ではD1手術です。乳房と乳房の裏側にある筋肉や、わきの下にあるリンパ節まで、すべてを切除 するハルステッド手術は欧米では約20年前に止められましたが日本では未だに多くの手術が行われてい ることを知っていますか?インフルエンザのワクチンが再開されましたが、このワクチンも一度効果な しとして止めたことは知っておられますか?日本では医療過誤で毎日約70人が亡くなっていることを知 っていますか?(出典・朝日新聞・2002年4月6日付朝刊)医療で使用する抗生物質は日本が世界で一番 多く、新たな耐性菌を作ると世界から非難されています。アトピー性皮膚炎でステロイドが治療薬とし て使われていますがステロイドはただの皮膚炎の治療薬であってアトピー性皮膚炎の治療薬ではないこ とはあまり知られていません。しかし、アトピーといえばステロイドというように日本では常識化して います。このように日本の医療機関では非科学的な治療が常識として行われています。

「手術でまずいことがあると、記録類を直すことは病院でよくあった。なのに、なぜ私だけこうして責 められるのか」(『なぜ私だけが責められる』朝日新聞・2002年6月29日付朝刊)と心臓手術の失敗で亡 くなった小学校6年生の手術を担当していた東京女子医大講師の瀬尾和宏氏が周囲にそう話していたそ うです。そして「間違いを認めて謝るという基本的な教育も受けていなかった。心臓手術では日本一と いうおごりがあったと思う」と東京女子医大に10年勤めた医師が話したそうですが、間違ったら謝ると いうことは幼稚園で習うことです。今の医者は幼稚園児よりも劣っているということでしょうか。「医 師には人格試験を受けさせよ」(『患者に言えないホントの話』柴田二郎著・新潮社・裏表紙)、「単 なる運動技術者にしかすぎない力士の品格や、高校野球選手の私行を問題にするくせに、身体、生命の 将来を預ける医師の人格を問題にしないなどというのは、全く矛盾しています。」 (『患者に言えないホントの話』柴田二郎著・新潮社・P.84) 病気で苦しんでいる患者さんを何時間も待たせ診察時間は数分、何か突き詰めて聞こうとすれば怒り出 す。このように患者の苦しみがわからない医者は医師の資格はないと思います。民間企業は消費者の意 見を聞こうと努力をしますが医者は違います。質問ができないのなら信じることはできません。

アトピービジネスを皮膚科の先生が非難されています。「現在皮膚科学会でいわゆるアトピービジネス の全国実態調査を続行中ですし、種々の不適切治療もチェックされてきています。皆さん、くれぐれも アトピービジネスにひっかからないでくださいね。」 (『医療の窓』柳井皮フ科 石川千鶴子著・柳井医師会) これを読まれると皮膚科のすることが正しくて民間療法のアトピービジネスはすべて誤りだと言ってい ることがわかります。しかし、アトピービジネスが出現するということは皮膚科で治らないからで、皮 膚科で治ればアトピービジネスがはびこる余地はないはずです。皮膚科でもアトピーの治療法の違いが あり、これまでも色々と論議されてきましたが、これでアトピーが絶対に治るという治療法はまだあり ません。そんな中、皮膚科でアトピーの治療を受けていてアトピーが悪化したという話もよく聞きます。 なのに皮膚科がアトピービジネスを非難されていますがアトピービジネスの最たるものが皮膚科ではな いかと私は思っています。ただ、民間療法と違うのは医師免許を持っているかいないかの違いだけだと思 います。医師免許を持っていれば治療法が間違っていても正しい医療になり、医師免許を持っていなけ れば治療法が正しくても犯罪者扱いにされる。なにか矛盾を感じます。皮膚科にとってアトピー患者は 全体の6割に達するといいます。もしも、アトピーが治るようになりアトピー患者がいなくなれば皮膚科 は倒産の危機に瀕します。『亜鉛超健康法』の著者で有沢祥子医師が亜鉛を大量に摂取するとステロイ ドのリバウンドなしでアトピーが治ることを学会で発表されましたが、ほとんど注目されなかったそう です。そして亜鉛の治癒効果を多くの論文で医学界に発表されているそうですが、ほとんどの医師は亜鉛 に注目しようとしないそうです。亜鉛を使う治療法は昔から行われていたので注目されないからではな いでしょうか。それともアトピーは治らない方がいいと思われているのでしょうか。それとも、なにか 難しい治療法、例えば遺伝子治療など最先端の治療法だと注目されて名前が売れた方がいいからでしょ うか。

以前、私が書いたコラム『アトピーの症状は善か悪か』に対して小社の掲示板に専門家(医師?)とい われる方が下記のようなことを書き込みされていました。

医学をどれだけ勉強しましたか?
アトピーという言葉の定義が言えますか?
治療のガイドラインを知っていますか?
きちっと統計を取っていますか?
医者になるには大学6年間の専門教育が必要です。
全ての医者がいいとは限りませんが、多くの皮膚科医はアトピービジネスに困っています。
(9/18 No..20448 小社掲示板)

以上のように「あなたは医学を何年学びましたか?」とか、「アトピーという言葉の定義が言えますか?」など人 の意見や患者の言うことは聞こうともせず反対に意見してくる。ステロイドでアトピーは治せるためア トピー治療には絶対に必要という考えです。それに対して有沢祥子医師は「1 脱ステロイドで症状がひ どくなるのは、病気が治っていない。 2 ステロイドは症状を緩和するだけで、病気は治さない。  3 病気を治す治療がなにをおいても必要。ステロイド利用方法をわかりやすく例えると、風邪の時の 熱冷ましと同じと考えていいでしょう。熱を冷ましたところで風邪はなおりません。」 (『亜鉛超健康法』有沢祥子著・KKベストセラーズ・P.134) とステロイドでアトピーは治らないことを書かれています。
自分たちの行っている医療に間違いはなく、絶対に治せると思いこんでいる。しかし、ガンやアトピー は現代医療で治らないから代替医療という民間療法が横行することになるということに気づいていない。 そんな医者に患者の気持ちは分かるはずがありません。柴田二郎医師の「医師には人格試験を受けさせ よ」には大賛成です。

「ある患者さんは、最近、『乳房温存療法の生存率は、乳房切除手術よりも10%低い』と『有名ながん センター』の乳がん専門の外科医にいわれ、もう少しで乳房切除術を受けるところだった。しかし日本 にも欧米にも、温存療法の生存率が低いというデーターはなく、欧米でのクジ引き実験では温存療法の ほうがかえって生存率が高い傾向にあるのだ。そのがんセンターの医者はウソをついたのである。そん な有名な病院だろうと、名医といわれる人だろうと、自分たちの治療法を押しつけるためには、平気で ウソをつくことがあると肝に銘じるべきである。」 (『がん治療「常識」のウソ』近藤 誠著・朝日新聞社・P.217) ウソをついても手術をさせる。なぜでしょうか?この話と同じようなことが朝日新聞・2002年9月22日付 朝刊の『天声人語』に脳動脈瘤になった兵庫県の65歳の女性のことが書いてありました。「明日にでも 破裂するかもしれない」といい「破裂を未然に防ぐ手術もできると説明される。」と手術を勧め「破裂の 危険性に比べれば手術の危険性の方がずっと低い」と説明し「破裂を心配しながら暮らすか、手術を受け て安心して暮らすか、選ぶのはご本人と家族だと医師に言われ」手術をすること選んだそうです。しかし 、手術をしてみれば、右半身麻痺、言葉が喋れなくなり、2年経った今でも自分で起きあがることもでき ないそうです。そして家族が術後に手術を行った執刀医から「手術をしなければよかった。破裂の可能性 は1.2%だった」と聞き、やりきれない気持ちになったそうです。「乳房温存療法の生存率は、乳房切除手 術よりも10%低い」と同じように医師が破裂の可能性は低いということを隠していて、とにかく手術をし て儲けることしか考えていなかったということです。「患者さんを元々だましてやっているというのが大 学病院のわけですからね。・精神科医 和田秀樹医師」 (出典・『テレビタックル』2002年9月16日放送・テレビ朝日) だまして医療行為をしているとはとんでもないことですね。ガンの手術も術後の副作用や生活が不自由に なることは言わずに手術を勧めます。これで民間療法のことを現代医療は非難することができるのでしょ うか。
「癌を発見したら切除すべきであるとマニュアルには書いてあります」 (『患者に言えないホントの話』柴田二郎著・新潮社・P.83)

「薬や検査に関係なく医療保険から一定の入院料が支払われる定額制度が90年に老人病院に導入され、ど この病院も薬を減らした。『そうしたら患者が元気になった』と学会などで話題になったものだ。」 (『かしこい!?患者学』田辺 功著・朝日新聞・2002年8月10日付朝刊)現在、病院の66%が赤字だそう です。その赤字を少しでも解消しようと不要な薬を処方する。その薬が原因でまた病気になる。そして病 気になり、また病院を訪れ診察を受ける。という悪循環を繰り返しています。現在、病院は過剰な薬や院 内感染、耐性菌などで病気の発生源になっています。その病院が民間療法などのアトピービジネスを批判 しています。何か変だと思いませんか。
アトピービジネスなど代替医療が出現するということは現代医療で治らないからで、現代医療で治れば民 間療法などの代替医療がはびこる余地はないはずです。現代医療が民間療法を批判するならば現代医療が ちゃんとしてから言っていただきたいと思います。

国立保険医療科学院の長谷川教授によれば日本国内の医療事故は1年間に平均86件、医療事故で死亡する 想定入院患者数は年間26,000人に及ぶそうです。 (出典・『テレビタックル』2002年9月16日放送・テレビ朝日) 交通事故死は年間約10,000人です。交通事故の倍の人が医療事故で亡くなっています。交通事故に関して は色々な安全教育がありますが、病院で起こる事故をどのように回避するかの教育はありません。交通事 故は毎年、事故死の数やどの都道府県で事故が多かったかなどをマスコミで報道していますが、医療事故 での死亡者数やどの病院で多かったかの報道はされませんので聞いたこともなければ見たこともないはず です。
医師でジャーナリストの富家 孝氏は「1年間、日本は1200万人の入院患者がいます。事故率は0.3〜0.4% で約4万8千人が医療事故で亡くなっている。大腸ガンでの死亡は3,500人、胃ガンは49,000人、医療事故での 死亡は胃ガンと変わらない。ガンの心配をするよりも医療事故死の心配をするべき。」 (出典・『テレビタックル』2002年9月16日放送・テレビ朝日) 先日もテレビ番組の『イマジン・癌で死なないために』(2002年9月17日放送・テレビ朝日)でガンの特集 をしていて「乳がんなんて恐くない」や「がんでよかったと思いたいくらいですね」と医師が発言していまし た。ガンは早期発見して早期手術をすればいかにも治るように番組がつくってありました。しかし、番組の 冒頭に「ガンの半分以上は正しく治療すれば治ります。」と医者が言っていました。半分以上は治ると言 っているということは、あとのほぼ半分の人は死ぬということです。それなのに治った人ばかり出演させ、 亡くなったり、後遺症が残ったりした人のことは一切報道していません。そのため、番組を見た人は「ガン は治る」と勘違いします。今でも、ガンが見つかった場合、本人に告知するかどうかで親族と話し合いをし ていますが、ほんとうに現代医療がガンを治せるのなら盲腸などと同じようにはっきりとガンであることを 告知すればいいと思うのですが、それができないところを見るとガンを治すことはまだできないということ です。
「医療事故に関しては、ハインリッヒの法則が有名です。それは、『(ハインリッヒの法則は)事故で1人 が死亡すれば同様な事故で負傷生存している人が約29人おり、さらに、あわやその事故にあいそうになった 人、つまりニアミス例が約300人いるというものである。簡単に1対30対300の法則と覚えておけばよい』 (押田茂實『メディカルトリビューン』1993年12月16日号) 『それでもがん検診をうけますか』近藤 誠著・ネスコ/文藝春秋・P.36)

日本医師会の会員である医師にアンケート調査をした結果があるそうです。「家族やご自身がガンになった とき、あなたは抗ガン剤を使いますか?」という質問に86%の医師が使わないという回答だったそうです。 (『風のたより・金をもらう医者』 発行人 白川雅紹・2002年9月号)自分たちは使わない抗がん剤を患者 には使う。これも治療のためではなく金儲けのためでしょうか。 こんな医療を本当に信じていいのでしょ うか。医療機関の医療ミスや手術を受けた場合の副作用などのすべての情報を患者となる私たちに伝えてい ただき、私たちが本当に安心して治療を受けることのできる医療機関に早くなっていただきたいものです。

「医療はみんなが信じているほど完璧ではない。」「今は自分で情報を集めて決め、自分がリスクを負うし かない。」「病気や健康は自分のもの。医師や病院まかせにしないで、説明を求めてきちんと判断できる 『賢い患者』をめざしたい。」(『かしこい!?患者学』田辺 功著・朝日新聞・2002年9月28日付朝刊)



2002年9月
 
 
 
エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
引用・参考文献
『患者よ、がんと戦うな』近藤 誠著・文藝春秋
『がん治療「常識」のウソ』近藤 誠著・朝日新聞社
『かしこい!?患者学』田辺 功著・朝日新聞・2002年4月6日付朝刊
                             2002年8月10日付朝刊
                             2002年9月28日付朝刊
『患者の目は経営の良薬』中山 博著・朝日新聞・2002年8月10日付朝刊
『東洋の智恵は長寿の知恵』渡辺昇一・石原結實共著・PHP研究所
『患者に言えないホントの話』柴田二郎著・新潮社
『アトピーの症状は善か悪かへの反論』投稿者 専門家さん・小社掲示板9/18 No..20448
『天声人語』朝日新聞・2002年9月22日付朝刊
『テレビタックル』2002年9月16日放送・テレビ朝日
『イマジン・癌で死なないために』2002年9月17日放送・テレビ朝日
『それでもがん検診をうけますか』近藤 誠著・ネスコ/文藝春秋
『なぜ私だけが責められる』朝日新聞・2002年6月29日付朝刊
『医療の窓』柳井皮フ科 石川千鶴子著・柳井医師会
『亜鉛超健康法』有沢祥子著・KKベストセラーズ
『風のたより・金をもらう医者』 発行人 白川雅紹・2002年9月号



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