−  私の嫌いな科学(化学)とは − 

 
私は頭が悪いせいかどうも小難しい科学が嫌いです。しかし、みなさんは現代医療、現代栄養学など科学的 裏付けがあるものを信用されます。でも、本当でしょうか?私は疑問に思います。オゾン層の破壊、温暖化、 原子力発電、原子爆弾、遺伝子組み換え、遺伝子操作、環境ホルモン、耐性菌など今の世の中を混乱や危機 に陥れている物は科学(化学)です。その代表例が科学的といわれる現代医療、現代栄養学などです。科学 的だといわれる現代栄養学を忠実に守ったところほど病人が多いと言われ、科学的な現代医療が発達すれば するほど病人が増えるのはなぜでしょうか?科学的根拠があるとか科学的とか科学を善とし始めて何かおか しくなってきたように思います。科学のない時代に先人達が犠牲になりつくり上げた知恵は自然と共生した すばらしいものです。それを科学という名の下に先人達の知恵を否定した結果が現代の環境破壊、医療費30 兆円の日本です。
私は科学が物をバラバラにして、ああだ、こうだ、ということが嫌いです。この地球上に存在している物質 が単独で存在し機能するというものはありません。お互いが影響しあって初めてすべてが機能します。だか ら石けんや食べ物、人間をバラバラにして脂肪酸がこうだ、ビタミンがああだ、細胞が…、というように1 つ1つを取り上げて研究しても何の意味もないように思います。物は全体で見ないと「木を見て森を見ず」 になってしまいます。今、自分の使っている石けんを良く知ろうと思い石けんの成分を調べてよく観察して みたところで今まで使っていた石けんに変わりなく石けんは石けんです。ある物がどのような成分から成り 立っているかを調べて難しい成分名を並べれば何かとても信用できそうですが、成分を調べた人 が偉そうに見えても石けんは石けんです。成分が分かったらその石けんの洗浄力など性能が良くなる訳では ありません。いくら成分はわかっても石けんは変わりません。ただ理解するのが複雑になるだけです。先日、 筑紫哲也さんの『ニュース23』で昭和10年ころの生活を紹介していました。その中で昭和10年ころの洗髪は 固形石けんで頭を洗い、お湯を入れた湯桶の中に椿油を数滴入れてリンスとして使うというように話されて います。石けんがアルカリだからリンスは酸性でなければいけないと難しく考えなくて、昔の人のように単 純に「洗髪は石けんと椿油でする。」と思っていればいいのではないでしょうか。科学的なことを考えていな かったから昔の人の髪の毛はきれいだったのではないでしょうか。「シンプル・ イズ・ ザ・ ベスト」です。
「この世を単純にみれば簡単明快な世であり、むつかしくみればむつかしい複雑怪奇な世になるということは 重大なことである。麻糸を解くつもりで縺れさしたら人々は怒るだろう。科学者はこの世を解明しようとして、 反対に昏迷の世界にしたにすぎない。科学はものごとを完全に解明するものではないからである。月の石を 持ち帰って喜んでいる科学者が、『お月様いくつ十三七つ』と月の年を数えている幼児より、より月を把握 (悟る)しているのではない。」(『わら一本の革命』福岡正信著・春秋社・P.172)

ガンや糖尿病などの病気が増えています。その原因は肉や牛乳などの動物性タンパク質と脂肪や合成化学物質 です。特に大腸ガンはここ20年で4倍に増えています。これも科学的といわれる現代栄養学が肉などの動物性 タンパク質の摂取を勧めたためです。動物性タンパク質は科学的といわれる現代栄養学が最高の栄養素として いるものです。その最高の栄養素とされている動物性タンパク質がガンなどの病気の原因とされているのです 。科学的な現代栄養学がガンなどの病気をつくり、科学的とされる現代医療がそれを治療する。連係プレーが できています。ガン治療の研究に大金をかけて少しでもガンを攻撃する物質を見つけると絶賛される。しかし 、よく考えるとおかしいことに気づきます。先人達がつくり上げた伝統食を食べていればガンが死亡原因の1 位になるはずもなく、ガンにならなければガン研究やガン検診に大金をかけなくてもいいし、ガン治療のため の設備などもいらなくなる。当然、ガンを攻撃する物質もいりません。そして、ガンになるという不安を抱え なくて済むしガン検診など行う必要もありません。しかし、ガンをつくる現代栄養学は科学的といわれ、これ ほどガンや糖尿病や肥満などが多くなっているのに皆さんは現代栄養学を信じておられます。病気をつくる学 問が科学的といわれる。何が科学的なのでしょうか。ガンなどの病気をつくるのに科学的な方法という意味で しょうか?
「科学が人間に役立つと思っているのはどういうわけか。人間は役立つ条件を先ずつくっておいて、役立つも のを造って一人で悦に入っているというのが実相である。」(『わら一本の革命』福岡正信著・春秋社・P.172)

科学的といわれる現代栄養学は高カロリーと動物性タンパク質を重視しています。しかし、この高カロリーと 動物性タンパク質が免疫力の低下を招いています。カロリーの高いものや高タンパク質の食事を摂ればその食 品に含まれている栄養を取り込んで代謝する時やタンパクを合成する時にミネラル、特に亜鉛を必要とします。 病気の原因の約8割は活性酸素といわれています。その活性酸素を除去する酵素、スーパー・オキサイド・デ ィスムターゼ(SOD)も亜鉛がないと働きません。そのため細胞を傷つけガンになります。亜鉛が不足すると免 疫力も低下します。その亜鉛を現代栄養学が勧めるものを摂ると消費します。
現代栄養学がガンをつくり、死亡原因の1位になったためガン検診を必要とする環境が出来上がり、ガン検診 を行いガンが発見されれば現代医療が引き受けて手術をする。現代医療や国はガンで死なないためには早期発 見、早期治療が有効なのでガン検診が必要だということをアピールしています。しかし、そのガン検診は今ま で科学的ではなかったようです。厚生労働省がどのような検診が有効で死亡率を下げられるかを検証して『新 たなガン検診の手法の有効性の評価』という報告書を平成13年12月に作成しました。だとすると今までのガン 検診の有効性の科学的裏付けは無かったということです。それなのにガン検診は有効と国や自治体などは検診 を勧めていました。
「そういうものが必要だ、価値があることだと思い、効果があるように思うのは、結局、人間が病弱になる環 境を作りだしているから必要になってくるだけのことであって、病気のない人間にとっては、医学も医者も必 要でない、というのと同じことです。」(『わら一本の革命』福岡正信著・春秋社・P.21)

日本の伝統食は低カロリー、低動物タンパクで1日約10杯のお米のごはんを食べていても太っていた人はいま せんでした。むしろ痩せていました。しかし、今は色々なダイエット法が考え出されるほど肥満が日本中に 蔓延しました。これも現代栄養学が勧めた高カロリーと動物性タンパク質の多い食事を摂ったためです。太 った途端、肥満は病気の元ということで、今度は痩せなくてはいけないといいだし始めました。そのため 様々なダイエット法が紹介されています。
先日も朝日新聞(2002年11月25日)に京都府立医大の炭水化物の摂取量を極端に減らして肉と野菜を多く摂 るダイエット法が紹介されていました。京都府立医大の食事指導と聞けば科学的で安全だと思います。しか し、このダイエット法で痩せるかもしれませんが、脳に悪影響が及ぶ可能性があります。大人の脳は大量の エネルギーが必要です。脳の大きさは体重の約2%しかないのに、エネルギーの消費量は体全体で使用するエ ネルギーの約20%を使用しています。それほど大量のエネルギーが必要なのに使えるエネルギーはブドウ糖 に限られています。米などの穀類は多糖類のため、ゆっくり分解・吸収されるので精製した 砂糖を摂取した時のように急激に血糖値が上がりません。インスリンは緩やかに分泌されるため低 血糖になりませんから脳へ供給するブドウ糖も十分確保できます。もしも、脳にブドウ糖が供給されなくなれ ば数分で脳の働きは止まってしまいます。それほどブドウ糖は重要な働きをしています。その反対でタンパ ク質や脂肪などをいくら摂取しても脳のエネルギー源にはなりません。肉と野菜を大量に摂り、炭水化物の 摂取を極端に減らすダイエットだと脳のエネルギーとなるブドウ糖が確保できなくなりアルツハイマー型痴 呆症になるなど脳に何らかの障害が出てくる可能性があります。科学的といわれる現代栄養学が高カロリー ・高タンパクの食事を健康に良いと勧めてこなければ肥満や病気に悩むことはなかったし、こんな危険なダ イエットをしなくてもいいはずです。でも、この京都府立医大発案のダイエット法を危険なダイエット法だ とは思わないでしょう。なぜなら科学的な医療機関、それも医科大学が考えたダイエット法だからです。
「結局、人間が、その知恵と行為でもって、何か悪いことをする。悪いことをしておいて、それに気づかな いままに放っておいて、その悪いことをして結果が出てくると、それを懸命に訂正する。そして、その訂正 したことが効果をあげると、いかにもそれが価値あるりっぱなもののように見えてくる、というようなこと を、人間はあきもせずやっているわけです。まるで、自分で屋根瓦を踏んで割っておいて、水もりする、天 井が腐る、といって、あわてて修繕して、りっぱなものができた、と喜んでいるのと同じです。科学者にし たって、そうですね。偉くなろうと思って、夜も昼も一生懸命本を読んで勉強して、近眼になって、いった い何のために勉強するんだといえば、偉くなって良いメガネを発明するためだ、というようなことなんです。 勉強しすぎて近眼になって、メガネを発明して有頂天になっている、これが科学者の実体だと思います。」 (『わら一本の革命』福岡正信著・春秋社・P.25)

川崎病という病気があります。現在でも月平均約150名の赤ちゃんやお子さん(9歳くらいまで)が川崎病に なっています。この川崎病の原因で一番疑わしいのが合成洗剤です。しかし、国は合成洗剤を研究対象から はずしてしまいました。それは川崎病発見者の川崎富作医師が合成洗剤メーカーの花○と合同で試験をした 結果、合成洗剤は白という結果が出たからです。その研究結果を旧厚生省は採用し、合成洗剤を川崎病の研 究対象からはずしてしまいました。合成洗剤メーカーである花○は現在では食油など合成洗剤以外にも製品 があり、他の事業などを行っています。しかし、川崎病が発見されたころ、1961年当時の花○の製品は合成 洗剤しかありませんでした。花○にとっての主力製品が川崎病の原因とは太陽が西から出ても言えないこと です。それを承知で川崎医師は花○と合同で研究されました。どのような答えが導き出されるかは化学や医 療に無知な人にも分かります。現代の科学的根拠をあまり信じないのはこの川崎病のことなどがあったから です。科学的根拠というよりも金銭的根拠といった方がいいのではないかと思えるようなことがいっぱいあ ります。
「利口な学者とか、成績を上げた研究者というのは、そういう成績が出るような試験の仕方をするのが上手 な人なんです。」(『わら一本の革命』福岡正信著・春秋社・P.85)

化学肥料を使用したり耕耘機で耕したり除草剤で草を除草する科学農法に対して、肥料を撒かず草を取らず 農薬を使用せず田や畑を耕さない自然農法があります。科学農法は草を徹底的に除きます。しかし、草は表 土が雨などで流れないために必要で、その上、野菜に付く害虫の天敵が棲処にします。「消毒もしないこの田 圃の害虫の発生密度が、いろんな薬を使って一生懸命消毒した田圃と、ほとんどちがわない。さらに驚くこ とは、害虫は少ないが、天敵は消毒した田圃よりずっと多いから、結局、天敵のおかげで、これだけの状態 を保っていることがわかった。」(『わら一本の革命』福岡正信著・春秋社・P.31)昆虫や虫の糞や雑草が枯 れればそれがそのまま肥料になります。草も虫もすべてが必要。自然に不必要なものはありません。
自然農法は田や畑を耕しません。田や畑を耕すと土の中に空気が入り土が酸化するためアルカリ剤を撒かな ければいけなくなります。耕さないと土が固くて野菜などができないように思われますが草の根が土を柔ら かくし、草の根があればミミズや昆虫が生息しますので土を耕してくれます。しかし、科学農法では耕耘機 やトラクター、鍬などで耕します。これが土の生態系を壊すため、農薬や化学肥料を必要とする田畑になり ます。科学農法は器具や手間がいり、お金がかかる上に環境や体に悪い農法です。それに対し手間こそ少し かかりますが耕耘機などの器具はいりません。スコップや移植ゴテ、ホーなど最小限の道具で済みますし、 農薬や化学肥料はいりません。その上、環境と共生し体に良い。これが自然農法です。科学と自然どちらが いいでしょうか。
「ああだ、こうだと解釈し研究して、ああすればよい、こうすればよいと言い出した時から百姓は忙しく なった。」(『わら一本の革命』福岡正信著・春秋社・P.163)

「環境省:予防原則は尊重する。しかしある程度の科学的知見がなければ行動できない。 これらに対して 二―ル・チェリーさんは、『予防原則』というのは証拠が揃わなくても対策の行動を取ることを意味する。」 (ガウスネットワークのホームページより)
電磁波について環境省は「ある程度の科学的知見がなければ行動できない。」として予防的処置を取ろうとし ませんが、日本でインフルエンザワクチンを学童に46年間にわたり接種した結果「効かなかった」というデ ーターがあります。インフルエンザでの死亡をワクチン接種で80%防げるというデーターのごまかし、健康 な子どもにワクチンを接種している国は日本以外にはないこと、インフルエンザ脳炎・脳症がワクチン接種 で防げるというデーターはないなど疫学的な調査の結果、ワクチン接種は効果がないとしてワクチン接種を 止めた経緯があるのに、またワクチン接種を再開しました。それもワクチンによる副作用のことは公にせず にです。電磁波の方は電磁波が健康を損なうことが分かれば電化製品が売れなくなるので国民よりも業界を 守りたい役人は「ある程度の科学的知見がなければ行動できない。」とし、ワクチン接種は有効という根拠が ないにも関わらず医療業界を助けるためにワクチン接種を行う。医学は科学的といっていますが、どうも科 学的根拠よりも業界的根拠や金銭的根拠のようです。川崎病の時と同じです。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」水俣病や薬害エイズなどの歴史を見れば国は業界や自分(官僚) たちだけを守る事だけに必死で国民の健康や命の事は思っていないことは明らかです。そこで賢者は「国は 国民を守ってくれない」と学ぶ。しかし、愚者は水俣病や薬害エイズなどの歴史があっても自分だけは大丈 夫と自分に火の粉が降りかかるまで分からない。そのため被害が広がり取り返しの付かない事態に陥ります。

いろんな事を調べて見たら昔から行っていたことや食べていたものが非常に理にかなう科学的なものだったと いうことが分かってきています。科学的に石けん、人間、食物を知っているかのような人達よりも、科学と いう学問が無かった時代の先人達が作り上げてきた知恵の方がすべてを知っていたし科学的だったと思いま す。科学という学問があったため、物を分解し細分化して研究をしたため、自然の摂理に逆らうような行為にな ってしまい様々なトラブルが起こってしまうというようなことに陥りやすい。
「長い経験のなかで受け継がれてきた習慣には、必ず科学的な根拠があると、ある学者さんが言っていたと おりです。」(『命の種子』(株)やずや・パンフレット)

石けん(自然)から合成洗剤(化学)に切り替えてもトラブルは一切起こりませんが、合成洗剤から石けん に切り替えるとトラブルだらけです。科学(化学)がいかに悪いかを考えさせられる事例です。その地域に 根付いた生活習慣、食習慣は先人の犠牲の上に出来上がった科学的なものです。他の国で良い物でも、日本 には必要のないものもあります。物を全体で見ない科学は「木を見て森を見ず」ということに陥り間違いを 起こしやすくなります。
『裁判の秘密』(山口 宏・副島隆彦 共著・宝島文庫・P.277)で山口氏がこのように書いておられます。 「多くの依頼人は『法律がわからないと戦えないだろう』と思っているが、裁判官が法律を知っているから、 こちらが知らなくてもいいのである。さらに言えば、法律というのは、あとからくっつける理屈にすぎない。」 。「法律というのは、あとからくっつける理屈にすぎない。」と同じように科学的根拠というのも「あとか らくっつける理屈」です。先ず現象が起こりそれがどうして起こったかを調べ、「こういう理由でその現象 が起こりました。」と理屈をいうだけのことです。その現象が起こる前からその現象を説明できる言葉があ ったわけではありません。その現象が起こったから、どうしてそのような現象が起こったかを説明するため に言葉を作るにすぎないのです。科学的根拠を振りかざしている人々は現象が本当は重要なのに何故か科学 (化学)の方が重要かのように思っています。絶対的なものは自然であり現象です。科学(化学)ではあり ません。現象を見逃さないで、あまり科学的という言葉に惑わされないようにして下さい。科学は単なる現 象の後追いです。

「人間の知恵が、いかに小さいかということを知るために、科学的知識は役に立つにすぎない、といったら 皮肉になるでしょうか…。」(『わら一本の革命』福岡正信著・春秋社・P.39)





2002年11月
 
 
 
エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
引用・参考文献
『わら一本の革命』福岡正信 著・春秋社
『命の種子』(株)やずや・パンフレット
『元気・体質、性格に合わせ長続き』朝日新聞 2002年11月25日付朝刊
『その食事では悪くなる』大沢博 著・三語館
『図解 豊かさの栄養学』丸元淑生 著・新潮文庫
『筑紫哲也 ニュース23』TBS
『裁判の秘密』山口 宏・副島隆彦 共著・宝島文庫
ガウスネットワーク ホームページ
『大疑問!インフルエンザ予防接種』消費者リポート第1101・1102号・日本消費者連盟

えき‐がく【疫学】(epidemiology)
疾病・事故・健康状態について、地域・職域などの多数集団を対象とし、その原因や発生条件を統計的に明らかにする学問。

か‐がく【科学】クワ‥(science フランス・イギリス・Wissenschaft ドイツ)
世界と現象の一部を対象領域とする、経験的に論証できる系統的な合理的認識。 研究の対象あるいは方法によって種々に分類される(自然科学 と社会科学、自然科学と精神科学、自然科学と文化科学など)

か‐がく【化学】クワ‥(chemistry)
諸物質の構造・性質並びにこれら物質相互間の反応を研究する自然科学の一部門。
『広辞苑』より
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