− がん検診よりもがん予防に重点を − 

 
2003年9月14日朝日新聞朝刊に『乳がん見落とされた悔しさ 怒り 涙…』というタイトルに「『がん見逃した 検診』に投書650通」、「医師恨みうつ状態に/半年ごとに受診したのに」、「多い専門外の医師/怠慢医師締 め出そう」という見出しが踊りました。
厚生労働省はマンモグラフィー以外の乳ガン検診の有効性はないと98年に発表していますが、マンモグラフ ィーで検診をしている自治体は2003年度で約5割と半数しかありません。検診の「効果がない」視触診やエコ ーでの検診がほとんどの自治体で行われています。現在の医療は科学的で間違いがないように言われています し、医療側も民間療法を非科学的と非難しているのが現状です。しかし、科学的と思われているがん検診に実 は非常に非科学的なことが行われていたのです。これが民間療法を非科学的と非難している現代医療が行って いる科学的根拠に基づいた医療と言えるのでしょうか。しかも専門外の医師が視触診を行っていました。私は 医学に関しては素人ですから「私は眼科医ではない医師」さんから「専門家でもないのに」とコラムで医療批 判や狂牛病批判をしていることに関して掲示板でお叱りを受けました。そして、私が薬のことをコラムに書い たため、あるお医者さんから「あなたは患者の病気に対して本当に責任をとれる立場ですか?」とメールをい ただきました。
人の命を左右する立場の医療は視触診での乳がん検診を有効性がないと分かってからも続けていました。その 上、医療現場では専門外の医師が検診をし、ガンを見落とす確率が高くなるといいます。乳がんを見落とされ た女性がたくさんいるために今回の朝日新聞の記事です。これは科学的根拠に基づくというより単なる金銭的根拠に基づいた医療行為です。このようなこと に行政も関わっていました。これは国民を騙す詐欺行為ともいえるのではないでしょうか。『患者よ、がんと 闘うな』(文藝春秋)の著者、近藤医師も「治す効果を証明したデーターがないのに、治るかのように振る舞 って高い金をとるのは詐欺商法です。」と代替療法を批判されていますが、検診効果がないのが分かっていな がら、さも、効果があるかのように振る舞って検診をしていたのですから乳がん検診がこの詐欺行為にあたる のではないでしょうか。視触診による乳ガン検診でガンを見落とされた全国の女性は、自治体や医療機関を相 手に集団訴訟を起こしてもいいのではないでしょうか。このような大デタラメをしているのですから、患者の 病気に対して責任を取るのは行政や医療機関ではないかと思います。
「一般的にこういった検診は一年に一度である。検診を受けた時には異常が見つからなくても、真逆その翌日 に又検査をすれば異常が発見されるとまでは言わないが、一月後には異常が発見されることはある(実際そう いう例を何回も私は聞いている)。形式的といえばこれ位形式的、儀式的なものはない。」(『患者に言えな いホントの話』柴田二郎著・新潮社・P.71)

「厚生労働省研究班の報告によると、胸部写真の検診は、日本全体で肺がん死亡率の軽減に寄与しているとは 断言できず、新しい胸部検診の方法を開発すべきだ、とあります。」(『朝日肺がんフォーラム』2003年12月 6日付朝日新聞朝刊)とX線による胸部検診の有効性を疑問視する発言をしています。『患者よ、がんと闘うな』 (近藤誠著・文藝春秋・P.165)に「検診の無効性がはっきり証明されてしまったがんがあります。肺がん、 乳がん、大腸がんがそれです。」と1991年に出版された『Cancer』にメイヨー肺がん試験での肺がん検診が無 効であることが証明され、欧米で肺がん検診が取りやめになったと掲載されています。この『Cancer』は13年前に、『患者よ、がんと闘うな』の初版が1996年ですから8年前に 出版されています。これほど前に肺がん検診の無効性が分かっているのに、やっと、日本で胸部撮影による肺 がん検診を疑い始めたのですからあまりにも遅すぎます。これも被爆線量を下げたCTによる検診が実験的にさ れており、CTによる肺がん検診の方法が確立されてきたためのX線による胸部検診の無効性だと思います。こ れで肺がん検診をするためにはCT機器が必要になりCT機器のない病院へCT機器の導入が進めばCT機器の販売量 が増えるためだと思います。乳がんではマンモグラフィー、肺がんではCT。穿った見方をすれば、これで厚労 省の官僚がそれらのメーカーに天下りできるのではないでしょうか。
「医療被ばくについては、こんな事実があります。がん検診で、胃透視をしていたあとに胃がんが、乳がん検 診で乳房撮影をしていたあとに乳がんが発生した場合には、医療被ばくが原因である可能性が高いのです。き っと読者の方は驚かれたと思います。が、これは事実です。」(『患者よ、がんと闘うな』近藤誠著・文藝春 秋・P.76)

がんは早期発見して早期治療すれば、いかにもがんが100%治せるかのように医療機関や行政は国民をがん検診 に誘います。しかし、がんの早期発見と言われていますが、現代の技術では5mm以下のがん細胞を発見するこ とは不可能です。早期と呼ばれるがんの大きさは5mm以上のものをいいます。5mm大のがんは正常細胞ががん化 してから約10年くらい経過したものです。10年で早期という言葉を使う事が他にあるでしょうか。人間の頭脳 で考えうる最大限の範囲を調べ出した科学的根拠と同じようにがんの早期発見は今の医療技術で見つけられる 最小のがんのことを言っているのであって、実際の早期がんではありません。正常細胞ががん化して直ぐの発 見なら放射線や手術などで治療をすれば転移などもなくほぼ100%治ると思いますが、10年も経過しているがん のすべてを完全に治すことは不可能に近いのではないでしょうか。
「早期がんであれば、なおることがメリットだとか、生存率があがることがメリットだ、と答えられるかもし れません。しかし、早期がんにたいする手術の場合にも、みなさんはメリットの存在を信じているだけで、ど れほどのメリットがあるのかを具体的には知りません。」(『がんは切れば治るのか』近藤 誠著・新潮社・P .14)

がん検診でがんと診断された人を治療する段階になった時にも日本の医療には問題があります。日本のがん医 療は欧米のがん医療に比べると非常に遅れているということです。3人に1人ががんで死ぬ時代に「がん専門医 と抗がん剤専門医が非常に少ない」ことは問題ではないのでしょうか。抗がん剤専門医がアメリカには2万人、 日本はたったの500人です。そのため患者が不利益を被っているというこんな例があります。島根県のある病 院に大腸がん治療で入院していた人が抗ガン剤治療の副作用に耐えきれず主治医に訴えたところ「大腸がんの 抗がん剤副作用は他の抗がん剤治療に比べると入門編ですよ。我慢しなさい。」と言われたそうです。しかし 、あまりにも辛かったので抗がん剤専門医のいる東京の病院に変わったところ副作用はまったくなかったそう です。こんな問題が起こるのも日本での抗がん剤治療は抗がん剤の勉強をしていない外科医が片手間にしてい るからです。そしてこの患者さんが島根県の専門医の実体を調べたところ島根県から国立がんセンターに抗が ん剤治療の勉強をしに来た医師は一人もいなかったという事実に愕然としたそうです。(『ウェークアップ!』 日本テレビ・2004年1月10日放送)アメリカにはがんの標準治療ガイドラインは104(毎月インターネットで最 新の情報を更新)もあるのに対し、日本は0、最近になってやっと肺がんなど4種類の標準治療法に着手したば かりです。厚生省が推奨する抗がん剤適正使用ガイドラインで使用すべきとされている抗がん剤治療81件が未 承認、適応外(2003年時点。未承認や適応外は国内の製薬メーカーを守るため)なので保険がきかないため、 いくら厚生省が推奨していても病院の負担になるので治療には使われません。このようにがん治療には問題が 山積しているのに早期発見・早期治療をすれば、いかにも治るかのように行政、医療が検診を国民に呼びかけ ています。治療をするにも医療側のペースで行われるので、後遺症のことや副作用のことについての説 明はほとんどされないままで手術や抗がん剤治療が行われるため患者への負担ばかり大きく医療側だけ儲かる という構造的な欠陥もあります。がんの早期発見・早期治療はがん患者を見つけ、がん患者を病院に送り込み 医療機関や製薬メーカーが儲け、がん検診を呼びかけた見返りに行政は医療機関や製薬メーカーへの天下り、 政治家は医師会から票を確保するための方便に過ぎません。がんを治すがん治療の方法が確立もされていない のに早期発見すれば助かるかのように言って検診に誘うことばかりを強調していることは詐欺行為です。がん の早期発見・早期治療はごまかしです。騙されないようにして下さい。
「検診によるレントゲン検診では、がんが発生する危険性があります。がんを発見して治そうという検査で発 がんするのは、皮肉かつ深刻な話ですが、放射線で発がんすることはまぎれもない事実です。」(『それでも がん検診うけますか』近藤誠著・ネスコ/文藝春秋・P.62)

以前、小社の掲示板で「眼科医ではない医師」さんが「それぞれの医師の情報量と論文の解釈によって治療法 が変わる」という趣旨の発言をされています。日本の医療保険制度は出来高制です。検査や投薬をすればする ほど医師や病院が儲かる仕組みになっています。だから無駄な検査や投薬が行われている可能性があります。 標準的治療法のガイドラインがあると医師や病院が儲からないからこそ「それぞれの医師の情報量と論文の解 釈によって治療法が変わる」という発言がまかり通るのではないでしょうか。時には、食事など のアドバイスをすれば指導料という名目で医師は患者さんに代金を請求できます。しかし、糖尿病などの慢性 病の方は何も指導も受けていないのにもかかわらず指導料を請求されていることもあるそうです。「かぜに抗 生物質が効かないという最初のくじ引き試験結果は、一九五六年に発表されています。その後も、くじ引き試 験が繰り返しおこなわれ、抗生物質は使っても仕方がない、副作用が多いので、使うとかえって不利益になる という結果が繰り返し示されたのでした。ところが現在でも前述のように、かぜに抗生物質を処方する医者が 多数を占めている。」(『よくない治療、ダメな医者から逃れるヒント』近藤 誠著・講談社+α文庫・P.260) このようにかぜに抗生物質は効かないと分かっているのにかぜと診断したら抗生物質を処方する。不要な抗生 物質を投与されMRSAのような耐性菌が出現し感染するというようなことも起こりうる可能性があります。この ように病人にとっての治療ではなく医師や病院が儲けるための治療のようにも思えます。だからこそ、標準的 治療法が確立されていれば不要な検査や投薬などができなくなり自由に儲けられなくなるのでがんの標準的治 療法などが確立されていなかったと思われても仕方ないように思います。
「一般の認識とは違い皆さんにとっては意外でしょうが、医師は薬の専門的な教育を受けていません。」 (『医者に復讐せよ!』氷川 剛著・風媒社・P.30)

下記に転載した文は小社掲示板で狂牛病(BSE・牛海綿状脳症)について書いた私のコラムのことで色々な方が議論 されている時に「眼科医ではない医師」さんという方が発言されたものと、それに対して私が反論を書いたも のです。

(眼科医ではない医師)「それぞれの医師の情報量と論文の解釈によるほか『だから防腐剤が入っていない目 薬を処方するのでそれを使いなさい』という展開になる医師もいます。」
(桧垣)「狂牛病(BSE・牛海綿状脳症)に関して私の方が眼科医ではない医師さんよりも情報量が 多かったため牛肉や牛乳は安全ではないとするコラムを書いたのかもしれません。それにしても情報量や論文 の解釈の違いで処方する薬や治療の仕方がまちまちだと論文がいくら正しくても正しい治療ができないという こともあるのではないでしょうか。命に関わることですので徹底していただきたいと思います。このようなこと がまかり通っているから今の医療は安心できないのです。」

「眼科医ではない医師」さんといわれるのですから「眼科医ではない医師」さんはお医者さんだと思います。 そのお医者さんが情報量や論文の解釈の違いで処方する薬が違うと言われています。現代医療は科学的根拠に 基づいた治療をしているということで、非科学的な民間療法を非難しています。ですが、科学的根拠に基づい た治療だと、ある同じ症状の病気に対しては、どこの病院にいってもほぼ同じ治療や同じ薬を処方することに なると思います。しかし、上記のように情報量や論文の解釈の違いで処方する薬が違うのでは科学的とは言え ず民間療法と同じように思えます。
実際にこのような話もあります。小社が入居している企業団地組合事務局の専務理事が喉の具合がおかしいの で病院で診察してもらった結果、喉に悪性のポリープがあり手術が必要と言われたのです。しかし、手術をす るのなら専門医に診てもらおうと訪れた東京国立がんセンターでの受診結果は、悪性ではないとのことで、医 師に「ちょっとそこに座って下さい。」と言われ、10分程度で治療が終わったそうです。 ある病院では手術といわれていたものが、病院が違えばちょっとした治療だけで済む。出来高制の保険制度で すからたくさん検査をして、しなくてもいい手術を行い、薬を大量に投与すればするほど儲かる仕組みです。 そのため手術しなくても済む人までも手術をされてしまい手術による後遺症や薬による副作用で患者ばかりが 術後も苦しみ損をして、医療側ばかりが儲かる構図です。これで科学的根拠に基づいた治療をしているといえ るのでしょうか。むしろ金銭的根拠に基づいていると思われても仕方ないと思います。
「日本ではがんにかかると、手術をしなくてもすむ場合にまで、おおぜいが手術されてしまいます。」 (『患者よ、がんと闘うな』近藤誠著・文藝春秋・P.56)
「絶対なおらないがんでも手術されてしまうのは日本の日常茶飯事ですから」(『がんは切ればなおるのか』 近藤 誠著・新潮社・P.4)

がん検診でがん患者をどんどん病院に送り込み治療をしていますが医師や病院によって治療法が違うのでは 医師や病院の選択を間違えれば助かる人も助からなくなります。標準的治療法も確立されていないのに検診で がん患者を捜し出し、しなくてもいい手術をすべての人にし、そのため手術による後遺症やその後の薬 の投与での副作用に苦しむ人たちが大勢います。手術による後遺症は、子宮がんは排尿・排便障害、直腸がん はインポテンツ・排尿障害、胃がんと大腸がんは縫合不全(食べ物が胃腸の縫い目から漏れる))・腸閉塞・ メチリシン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染など他にもたくさんあります。(『それでもがん検診うけますか』 近藤誠著・ネスコ/文藝春秋・P.12)手術が行われた後に患者を待ち受けているのがこれらの後遺症です。術前に 後遺症の説明はほとんどなく患者は不便な生活を強要されます。
「『人工肛門で命は助かったが、電車の中でパウチが漏れて死にたくなった』という人もいる。」 (『分かって知って トイレの悩み』2004年1月22日付 朝日新聞朝刊)

がん検診はがん患者を捜し出す手段であり医療側にとってのメリットで、受診する国民にはあまりメリットの ないことです。がん検診を律儀に受けている人ほど医療被ばくが増え、そのためにがんになる確立が高くなる そうです。もしも、がん検診を受診されるのなら数年に1度で十分だと思います。私自身は受けていません。 信州大学の小西郁生教授の研究で「牛乳、ハム、卵の常食者は、それを食べない女性よりも3倍から5倍、卵巣 がんの発生率が高い。」(『私のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生活社・P.42)や「食事について多か ったのは、欧米風の食生活を好む傾向。牛乳や卵を含む過剰な動物性タンパク質と、それを調理するための過 剰な脂肪はかなり共通している。運動は水泳にいそしんでいる、というひとりを除いてほとんどの患者が無縁 だった。」(『私のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生活社・P.112)ということが分かっています。検 診よりも動物性の食品、牛乳や肉、油製品のドレッシングや揚げ物の摂取量を減らすことや乳がんの人に多い パン食は止め、ご飯などの穀物を中心にみそ汁、漬け物と季節の野菜の摂取量を増やし昔から日本人が食べて いた和食にする。スティック5本分くらいの砂糖が使われている缶コーヒーなどの清涼飲料水やケーキなどの 甘い間食は止めるか減らすなど普段の食事に気を使うこと。車の普及で歩くことが減り、家事などもほとんど のことがボタンを押すだけで済んでしまうなど便利な世の中になったため運動不足に陥っています。人間が自 分の体を使ってできることを化石エネルギーなどを使って機械でしてしまえば人間は楽をすることができます。 できるだけ機械に頼らず自分の体を使って行いましょう。そうすることで運動をしていることになります。人 間にとって贅沢な食事や体を使わない楽な生活は健康にも自然環境にも悪いのです。「苦は楽の種、楽は苦の種」 です。
「治るための努力にしても、手術、抗がん剤、放射線治療に限られている。それ以外の食事療法、運動療法、 心のケアも[エビデンス(科学的根拠]がない、という理由で排除している。」(『私のがん養生ごはん』柳 原和子著・主婦と生活社・P.80)

早期発見・早期治療ばかりが声高々に叫ばれ、もっとも重要な予防のことはあまり言われていません。このコ ラムでも紹介しました『私のがん養生ごはん』の著者の柳原和子さんが入院されていました大学病院に「牛乳、 ハム、卵の常食者は、それを食べない女性よりも3倍から5倍、卵巣がんの発生率が高い。」という研究論文を 発表された小西郁生教授がおられましたが、その大学病院では食事や運動を治療の一部として位置づけていな かったそうです。現代医療や行政は病院や製薬メーカー、医療機器メーカーの利益になる検診、手術、抗がん 剤、放射線治療にばかり重点を置き、タバコの害を国民に知らせることも日本はアメリカに比べると相当遅れ ています。数年前に医療界の誰だったかは覚えていませんが、偉い方がテレビで、これからタバコの害を医療 界として訴えて行くと言われていました。私は現在52歳(2004年)ですが、タバコの害は中学生のころから知っていました。だから私 は自分の人生で1度もタバコは吸っていません。嫌煙権運動も1978年にはじまっていますのでタバコの害は医 療界も承知していたはずです。その当時、新幹線の「こだま号」に1両禁煙車がありましたが、病院の待合室 や病室にはありませんでした。それがやっと重い腰を上げて最近、医療界もタバコの害を訴えはじめました。 約35年前に一国民がタバコの害を知り得ているのに、人の健康には人一倍関心のあるはずの(?)医療界がな にもしていなかったこと自体がおかしな事だと思います。そして医師の中にもタバコを吸う人が沢山おられま す。それなのにタバコの害を訴えるとは自己矛盾もいいとこです。それが、今頃になって何故タバコの害を訴 えるのか?答えは国の税収入は今、40兆円しかないのに、医療費は国家予算の1/3の30兆円以上になって国を 弱体化させています。そのため国は医療費を抑制する方向に動いています。いままではタバコで肺ガンなどが 増えると医療界にとっては患者が増えるためプラスになっていましたが、これ以上、タバコで病人が増えると 医療費の更なる抑制につながるということでタバコの害を訴え始めたのだなと思いました。要するに人の健康 よりもお金だったのだと思いました。
早期発見・早期治療よりも予防の方が100倍も1000倍もがんでの死亡者数を下げます。がんになってしまえば いくら治療をしても約半数が死にます。がんになった人を発見して治療するという早期発見・早期治療ではい つまで経っても不幸は減りません。「悪の葉っぱに斧を向ける人は千人いても、根っこに斧を向ける者はひと りしかいない。」(ソロー)という格言があります。早期発見・早期治療は「悪の葉っぱ斧を向ける」ことで、 予防は「根っこ斧を向ける」ことです。「くさい臭いは元から絶たなきゃダメ」というコマーシャルが昔あり ましたが、がんもがんの元である食生活、運動、化学物質などの間違いを正すことが元から絶つです。がんの 死亡者を減らすには早期発見・早期治療よりも元から絶つの予防の方が効果的だと思います。
「統計的には、手術をうけてもなおらなかった人のほうがずっと多いのです。」(『がんは切れば治るのか』 近藤 誠著・新潮社・P.2)



エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
2004年1月
 
 
 
引用・参考文献
『朝日肺がんフォーラム』2003年12月 6日付朝日新聞朝刊
『乳ガン見落とされた悔しさ 怒り 涙…』2003年9月14日付朝日新聞朝刊
『患者に言えないホントの話』柴田二郎著・新潮社
『患者よがんと闘うな』近藤 誠著・文藝春秋
『ウェークアップ!』日本テレビ・2004年1月10日放送
『それでもがん検診うけますか』近藤誠著・ネスコ/文藝春秋
『よくない治療、ダメな医者から逃れるヒント』近藤 誠著・講談社+α文庫
『医者に復讐せよ!』氷川 剛著・風媒社
『分かって知って トイレの悩み』2004年1月22日付 朝日新聞朝刊
『私のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生活社
『がんは切ればなおるのか』近藤 誠著・新潮社
エコロジカル・ヘルシーショップ三友 掲示板



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