■
− 朝食を食パンからごはんに変えませんか(がんを防ぐ食事) −
■
皆さんの朝食はパンですかごはんですか?ごはんなら良いのですが、パンの方はごはんに変えて下さい。 理由はパン食だと日本人の死亡原因のトップであるがんや生活習慣病である高脂血症、高血圧、糖尿病、 心臓病などにもなるリスクが高まるからです。パンの原料である小麦粉のほとんどは輸入品のためポスト ハーベスト残留や遺伝子組み換え小麦の可能性もあります。その上、カルシウムなどのミネラルを奪う添 加物(リン酸塩など)も使用されています。パン自体もよくありませんが、パンを食べる時にパンと一 緒に食べたり飲んだりする物にも問題があります。ご飯食の場合、一緒に食べるみそ汁、納豆、たくあん などの食材自体に含まれている脂質と少量の添加物を摂取するくらいで、調理に油を使用することもほと んどありません。反対にパン食だと、一緒に食べるバターやマーガリン、卵やハム、ウインナー、サラダ ドレッシングには脂質と添加物をたくさん含んだ物が多く、調理に油を使用するものばかりです。そして 朝食に牛乳を飲めば脂質をもっと摂ることになります。生活習慣病の原因とされるものが脂質と動物性食 品の摂りすぎです。パン食にすればがんの原因とされる食品を必ず摂り、生活習慣病になる確率が高まり ます。
「牛肉、飽和脂肪、脂肪全般が、結腸ガンに関係があるという仮説が裏付けられた」(『ぼくが肉を食 べないわけ』ピーター・コックス著・浦和かおる訳・築地書館・P.171)
現在、死亡原因の1/3はがんです。昔はこれほど多くはありませんでした。では何が昔と今とでは変わっ たのでしょうか。もっとも変わったのが食事です。その他に運動不足、そして化学物質の増加だと思い ます。食事でもっとも変わったのが油脂と動物性食品の摂取量増加です。食事の変化はがんになるか、 ならないかのもっとも重要な要素です。
『粗食のすすめ』(東洋経済)の著者である幕内秀夫氏が病院で食事指導をしている患者さんのうち、 約9割はがん患者さんです。そのがん患者さんの中で乳がん患者さんが5割を占めており、それだけ乳がん が多くなったということです。
下記の文章は、幕内氏が乳がん患者さんから食生活について聞いたものを著書から引用しました。
「乳ガンの患者さんに食生活を聞いてみると、驚くことにみなさんほとんど同じようなメニューなのです。 これほど似通った食生活をしている病気はありません。糖尿病の患者さんの食生活も確かに似ているので すが、乳ガンの患者さんたちの食事はそれ以上に似ているのです。彼女たちの食生活の最大の特徴は、ご はんが異常に少ないということです。朝はパン食。でもパン食では何かもの足りないから、常に甘いお菓 子やケーキ、クッキーなどを食べている。パン食だから煮物、あえ物、おひたしよりも、油を使ったいた め物、揚げ物、ドレッシングをかけたサラダが多い。果物は美容にいいからと、楽しみで食べる量をはる かに超えた量を食べている。つまりごはんを食べないで、パン、砂糖、油、果物などでカロリーをとると いう食生活をしていたということです。」
(『じょうぶな子どもをつくる基本食』幕内秀夫著・主婦の友 社・P.83)
『私のがん養生ごはん』の著者、柳原和子さんががんに罹り、入院されていた大学病院では
「
牛乳、ハム、 卵
の常食者は、それを食べない女性よりも
3倍から5倍、卵巣がん
の発生率が高い。」
(『私のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生活社・P.42)という研究論文があったそうです。
他にも柳原和子さんご自身が調べられたことを著書で書か れていますので、下記に引用しました。
「食事について多かったのは、欧米風の食生活を好む傾向。
牛乳や卵を含む過剰な動物性タンパク質
と、 それを調理するための
過剰な脂肪
はかなり共通している。運動は水泳にいそしんでいる、というひとりを 除いてほとんどの患者が無縁だった。」
(『私のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生活社・P.112)
「数々の疫学的な調査報告は、
欧米的な食生活、生活習慣ががんと深い関係がある
と警告している。乳が んや卵巣がん、前立腺がん、大腸がんは特に、食事、運動との関係が深く、なかでも卵巣がんは激しいカ ーブで工業化した先進工業国家に多発する傾向にある」
(『私のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生 活社・P.43)
以上のように食事の良し悪しが如何に健康を左右する重要な要素であるかお分かりだと思います。
四つの 引用文
の共通点は洋食ということです。それも牛乳、肉、油脂の過剰ががんを引き寄せています。「良薬 口に苦し」といいますが、牛乳、肉、油脂をお菓子や料理に使えば自然と美味しくなり「口に甘し」です。 日本食は牛乳、肉、油脂をあまり使わない。これを読まれただけでも日本食はがん予防に最適な食事だと いうことがおわかりだと思います。よく偏った食生活が生活習慣病の原因のようにいわれています。しかし、 昔はご飯を1日に10杯くらい摂る偏った食生活をしていましたが、がんや生活習慣病になる人は金持ちは別 としてほとんどいませんでした。幕内氏も乳がんになる人は「ごはん食が異常に少ない」と指摘されています ようにご飯はあまり食べず、おかず(特に動物性食品)を多くとることが健康に悪い。バランスの良い食事を と、ご飯よりもおかずを多く摂ることこそが偏った食事といいます。
バランスのよい食事をするようにともいいますが、みなさんはバランスのよい食事とはどのような食事の ことと理解されていますか。バランスのよい食事とは、人の歯の種類と数に比例したものを摂ることがバ ランスのよい食事といいます。要するに昔の食生活のように穀類を6割、野菜を3割、肉類を1割です。しか し、ほとんどの方はバランスのよい食事とは色々なものをまんべんなく摂ることだと勘違いされています。 偏った食事とかバランスの良い食事など言われていますが分かっているようで分かっていない人が多いと 思います。ハッキリと何が悪い、良いと言うことが病気を減らし健康を維持するためには必要です。日本 は国や企業にとって都合の悪いことに関しては何でも曖昧にしています。と思っていたら2004年4月28日付 朝日新聞に『乳がんに対する早期発見・定期検診を』という広告に関西医科大学外科・乳腺外科講師 田中 完児氏が「乳がんが増えた理由のひとつは、食生活の変化です。
乳がん発生を増やすとされる動物性タン パク質や動物性脂肪の摂取量が増えています。
」とハッキリと書かれていました。この田中氏はお姉さん を乳がんで亡くされています。そのため乳がん検診をすすめるピンクリボン運動を日本で立ち上げられま した。でもこの田中氏は動物性タンパク質や動物性脂肪の摂取量の増加が乳がんの原因だと言われている のにその原因を取り除くことには言及せず定期検診をして早期発見をすることが乳がんでの死亡率を下げ る唯一の方法のように書かれています。しかし、それは間違いです。私は以前から言っていますように乳 がん検診で乳がんの死亡を防ぐことはできません。検診をすれば乳がんを早期発見して治療をするため死 亡率が下がるから検診は有効のように言われていますが、動物性タンパク質や動物性脂肪の摂取量の増加 をこのままにしていれば乳がんになる人、要するに乳がん患者のπ(パイ)が増えればいくら死亡率が低 下しても乳がんでの死亡者数は増えます。例えば乳がん患者数が1000人で死亡率が5%の場合、死亡者数は 50人です。乳がんでの死亡率が3%に下がっても乳がん患者数が2000人に増えれば死亡者数は60人に増えま す。原因をそのままにしておいて早期発見・早期治療をしても死亡総数は減りません。むしろ増えます。 率とはそんなものです。ごまかしです。その上、治療をしたために障害が残って生活に支障が出る人も多 いのです。動物性タンパク質や動物性脂肪の摂取量を減らしてがんにならなければ検診や治療も必要なく、 死亡することもありませんし障害などの後遺症にも悩まされません。早期発見・早期治療はがん患者を探 す手段で医療業界が儲けるための狂言です。原因を取り除かないのも患者を増やすためです。乳がんのピ ンクリボン運動もまやかしです。医療業界のウソに騙されないようにして下さい。
がんになる原因として食事35%、タバコ30%、感染10%、性行為7%…と食事がトップにランクされています。 それほどに食事の良し悪しが影響しています。そのためがん予防になる和食が世界中で評価され、日本食 レストランが増え、豆腐、味噌などの日本食の食材がスーパーなどにならぶようになっています。そして アメリカではアメリカ国立がんセンターやFDA(食品医薬局)が大豆はがんや心臓病などの生活習慣病を予 防できるとして豆乳の大ブームが起こっています。しかし、日本といえば米作り農家までもが牛乳とパン、 卵、ハムなどを食べる朝食に代表されるような食の洋風化がすすみ、日本食離れが進んでいます。これら は生活習慣病の原因食材です。それを毎日摂っているので、糖尿病、心臓病など致死的な疾患が増えてい ます。だからこそ昔から日本人が食べていたものが良くて、牛乳や肉は体に悪いということを早く国は国 民に知らせるべきです。
「国が医療費を削減したいなら、食生活と生活指導を強くアピールして、医者にかからなくてすむように 本質的なところを指導すべきだ。」(『私は薬に殺される』福田 実著・幻冬舎・P.81)
幕内氏が『じょうぶな子どもをつくる基本食』(主婦の友社)でさかんに強調されていたことは、ごはん、 みそ汁、漬物、お茶が食事で最も重要で、それらを基本にすれば自然と食事のバランスがとれるように書 かれていました。まさに朝食はこの基本食だけでも十分だと思います。しかし、パン食をしているほとん どの方は、「ご飯を炊くのはめんどくさい。」と言われると思います。だけどこの面倒くさいことをする ことでがんなどの生活習慣病の予防をすることになります。がんになった人たちのほとんどが運動は一切 していないという「人間はいつのまにか自分の体に楽なほうにおさまってゆく。年をとるとそれが癖にな って全身の機能が小さく縮まって、しかも鈍る。意識していろいろな機能を刺激しなければいけない。」 (『私のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生活社・P.120)と体を動かす事ががんなどの病気の予防 になります。確かに朝食をパン食にすると楽でしょう。電子レンジやトースターなどで熱を加えるだけで 出来上がるものがほとんどで簡単に食事の準備ができます。でも、簡単に準備ができるところが落とし穴 です。簡単にできるということはほとんど脳(前頭前野を使わなくなると痴呆が進みます)も体も使わな くていいということです。こんな生活を続けていると将来年をとった時に呆けや寝たきりの生活になるの は目に見えています。
便利な世の中になればなるほど車や電気製品などにエネルギーを多く使うようになり、それに反比例する ように筋肉や脳は使う必要がなくなりますので衰えてきます。化石エネルギーや原子力エネルギーを使う ようになると自然環境も悪化し、人間も体を使わない上に考えなくなるので人間の体や脳も同時に悪化す る。要するに、便利な世の中はがんなどの生活習慣病や痴呆、寝たきりを生む世の中ともいえます。昔は、 「かわいい子には旅をさせろ」や「若い時の苦労は買ってでもしろ」といわれたものです。昔の教えは未 来を見据えてたものが多いとつくづく思います。
「研究者たちがガンによる死について国別に調査していると、奇妙な事実に突き当たった。国によって死 亡率に大きな差があるのだ。たとえば日本よりもアメリカのほうがずっと高いのはなぜなのか。その手が かりを探し求め、国別に食肉タンパク質の摂取量とガン死亡率との関係を調べた。それぞれの国の人がと っている食事に含まれる食肉タンパク質と、ガンの死亡率とは明らかに関連があるようだ。」(『ぼく が肉を食べないわけ』ピーター・コックス著・浦和かおる訳・築地書館・P.169)
添加物や農薬などの化学物質もがんなどの生活習慣病の原因になっています。パン食にすればご飯が主食 の和食に比べ農薬や食品添加物を多く摂るようになります。ご飯は栽培する時にこそ農薬が使われますが、 食卓に並べてある食品の中で唯一添加物が使われていません。(最近、コンビニの弁当や外食産業のご飯 には保湿剤のプロピレングリコールや乳化剤のグリセリン脂肪酸エステルやショ糖脂肪酸エステルなどが 添加してあるものもあるそうです。消費者リポート 第1254号)例えば、朝食にご飯、みそ汁、納豆、た くあんを食べたとすると、家で炊く主食のご飯には添加物はまったく含まれていません。一般のスーパー などで売られているみそ汁の食材には、味噌にアミノ酸、保存料としてアルコールが含まれているくらい と、その具になる豆腐や油揚げには含まれていません。納豆自体には添加物は含まれませんが、添付して あるタレやカラシに添加物が含まれているくらいです。たくあんには着色料とアミノ酸、甘味料、保存料 が使われています。しかし、パン食にした場合、食パン、ハムエッグ、マーガリン、サラダドレッシング などには添加物のオンパレードといわれるくらいたくさんの添加物が使われています。中には発ガン性の あるものもあります。
この化学合成した添加物は病気の原因である活性酸素を必要以上に発生させて細胞を傷つけがんなどの病 気を発生させることが証明されています。すなわちパン食は病気になるための食事というわけです。特に 学校給食のパンは一般に流通しているパンよりも農薬の残留量が約6倍も多く含まれていることも分かっ ていますから学校給食のパン食での危険度は高まります。現在市販されている加工食品のほとんどは工場 で作られています。「卵巣がんは激しいカーブで工業化した先進工業国家に多発する傾向にある」(『私 のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生活社・P.43)といわれているように工業国では体を使うことが 減り、農産物も農薬や化学肥料で見栄えばかり良く作られています。また、化学物質で作られた添加物、 栄養価のない安い農産物を使用してできた工業製品のような加工食品が多くなっています。そのような食 品ばかり食べていればがんになっても当たり前なのです。
「現代がん医療、病態栄養学は長い間、がんの治療、治癒と食べ物、運動などとの関係を無視してきた。 近年になってようやく、アメリカのいくつかの研究機関がそうした研究に着手し、臨床現場がそれらの成 果を積極的に取り込むようになった。アメリカの最先端のがんセンターでは、がん告知を受けた患者に必 ず栄養士、臨床心理士(ソーシャルワーカー)などを紹介する。そのアドバイスやサポートを受けるかど うかは患者の意志による。日本でもアメリカの影響を受け、近年ようやく国立がんセンターなどが研究に 着手しはじめた。これまで食事をがんの大切な療法のひとつと力説し、患者たちにアドバイスを続けてき たのはがん医療の中枢ではない、いわば異端視された医療者や民間療法の主宰者だった。だからだろうか ・・・。栄養と日本人のがんにまつわる信頼すべきデーターは皆無といっていい。」(『私のがん養生ごはん』 柳原和子著・主婦と生活社・P.96)
国立がんセンターでがん予防の研究をし、運動不足や食べ過ぎはがんなどの生活習慣病の原因ということ を知らせる立場にあった渡辺 昌氏(現東京農大教授)が糖尿病になり、食事療法や運動で糖尿病を克服さ れたことが朝日新聞の記事になっていました。その中で渡辺氏が「薬で血糖値は下げられても、生活習慣 を変えるのは自分です。一般の人も、医師にべったり頼って救ってもらおうと思わず、サポートしてもら うのだという心構えで、治療にのぞんでほしい。」(『あの日が出発点』2004年4月10日付朝日新聞)と 言われています。いく らがん予防を呼びかけても早期発見・早期治療をすればいかにも治るように国や医療機関がキャンペーン をおこなっているため、がんになっても手術すれば大丈夫と思われている方がかなりいます。しかし、 がんに罹って手術をしても約半数は助かりません。もしも、助かったとしても手術の後遺症で障害を残す 場合もあります。車や家電に頼り体を動かさずに食べたり、飲んだり、タバコを吸うことは快楽かもしれ ません。ローマが滅びたように快楽は人を滅ぼし国を滅ぼします。実際に日本の税収入は40兆円ですが 医療費は30兆円を超えています。国の税収のほとんどが医療費に消えています。これでは国は滅びます。 このようになったのも肉など、美味しいものを食べるという快楽を求め、車や家電で体を使わず楽な生活 を送るという快楽を求めたためだと思います。楽をするという生活習慣を変えるのは自分自身です。苦労 して高い山の頂上に立った時には感動です。昔のようにご馳走は正月、お盆、お祭りや誕生日など年に数 日だけで普段は粗食でした。たまにご馳走を食べるから美味しいし感動するのです。感動は人に生きる活 力を与えてくれます。しかし、現在の生活は毎日が昔の正月、お盆、お祭りや誕生日です。だから、その 反動で正月の食事は簡単に済ませようということになります。これでは感動はありません。感動がなけれ ば破滅です。
味噌や醤油などの調味料や豆腐などの調味料は大豆が主成分です。これらの摂取量が戦後減ったことがが んや生活習慣病のリスクを高めています。もう一度、昔のように料理に大豆をうまく利用してきた日本人 の知恵の結晶である日本食を見直してみませんか。
「快楽は人を滅ぼすが、感動は人を生かす」(桧垣)
エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
2004年5月
引用・参考文献
『じょうぶな子どもをつくる基本食』幕内秀夫著・主婦の友社
『私のがん養生ごはん』柳原和子著・主婦と生活社
『消費者リポート』第1254号・2004年3月27日・日本消費者連盟
『ぼくが肉を食べないわけ』ピーター・コックス著・浦和かおる訳・築地書館
『あの日が出発点』2004年4月10日付朝日新聞
『乳がんに対する早期発見・定期検診を』2004年4月28日付朝日新聞
『私は薬に殺される』福田 実著・幻冬舎
トップページへ