| ■ − 石けん洗濯は簡単 − ■ |
2004年11月24日付の朝日新聞に石けんでの洗濯の仕方が記事になっていました。 しかし、何故か石けんでの洗濯は難しいかのように書いてありました。 「洗濯槽に洗濯物を入れてからせっけんを入れ、後は洗濯機まかせという 洗濯方法を改めることが必要と強調する。」と書かれていることや 「せっけん洗濯では御法度だった『洗濯槽に洗濯物と一緒に入れてしまっ てスイッチぽん』」(2004年11月24日付朝日新聞)などの洗濯方法は間違いのように書い てありました。でも、私はこの「御法度」という洗濯の仕方とほぼ同じ仕方で洗濯をしてしっかり泡立ち、 きれいに仕上がっています。 |
以上の方法でしっかりと泡立ちます。新聞に書いてあるような難しく面倒な方法はまったくする必要はあり ません。
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「赤星さんによると、泡が消えた時に粉石けんを追加すると衣類に付着したりせっけ んかすができたりしやすい。」(2004年11月24日付朝日新聞) 水量に見合った適量の粉石けんを入れていて泡立ちが悪い場合には、洗濯物の汚れがひどい時や洗濯水が硬水 などの理由で石けんが泡立たないことがほとんどです。そんな時には、赤星さんは粉石けんを足すのではなく 液体石けんを足して洗濯をするようにと書いてありましたが、液体石けんを追加するのもいいのですが私は 炭酸塩などのアルカリ剤を追加するようにしています。石けんを入れると有機物が増えます。その有機物を あまり出さないという点で私は炭酸塩を入れています。 |
「アルカリ剤だけの洗濯方法も注目されている。タオルや汗汚れ程度の 洗濯には有効だ。」(2004年11月24日付朝日新聞)とアルカリ剤だけの洗濯をすすめて いますが、普通、家庭での洗濯は軽い汚れのものをひどい汚れのものと一緒に洗濯する方が一般的だと 思います。軽い汚れの物だけをアルカリ剤で洗濯し、ひどい汚れは石けんで別々に洗濯するのは水や電気 など無駄なエネルギーを余分に使うことになり、温暖化の原因でもあるCo2も余分に排出することになり ます。共働きの忙しい主婦ができるのでしょうか?現に私も朝洗濯をしていますが、時間がありません からひどい汚れのものも軽い汚れのものと一緒に洗濯しています。別々に洗濯するのは現実離れしています。 タオルでも軽い汚れのものもあれば、ひどく汚れているものもあります。だから、軽い汚れに洗浄剤を合 わせるのではなく、ひどい汚れに対して洗浄剤を合わせる方が効率的で環境に優しい方法ではないかと思 います。ひどい汚れの物だけを洗濯前に固形石けんを使い、洗濯ブラシをかけたり、もみ洗いなどの処置 をして洗濯をすれば一回の洗濯ですみます。いくらアルカリ剤は環境に優しいといっても使うよりも使わ ない方が確実に環境に優しくなります。 |
「灰の主成分は炭酸カリウムで、水に浸すと上澄みは強アルカリ性になる。灰汁だ。 アルカリは汚れの中の油と結びついてせっけんを作り、汚れを水に溶かし出す。」(2004年11月24日付朝日新 聞)と書いてありましたが、これが事実だとしたら石けんメーカーはいらなくなります。 「アルカリは汚れの中の油と結びついてせっけんを作り・・・」 このようなことが起こるのなら、皆さんが洗濯をするときに洗濯機に油と強アルカリ剤を入れてスイッチを 押して水を撹拌させれば石けんができ、その石けんで洗濯をすることができるようになります。石けんは焚 き火で焼いた羊の肉の脂が焚き火に落ちて、熱い焚き火の灰と脂が化学反応を起こし石けんができ、その灰で 洗濯物を洗うとよく汚れが落ちたことから偶然、発見されたとされています。この時も焚き火の熱が加わって います。石けんを工場でつくる時も釜に油脂とカセイソーダを入れて熱を加えてつくります。しかし、水の中 でアルカリ剤と汚れの油だけで石けんができ、汚れを落とすというのはちょっと疑問です。水に入れた灰で 出来る灰汁が強アルカリ性と書いてありましたが、間違いではないでしょうか。灰汁は、弱アルカリ性だと 思います。灰汁が強アルカリ性ならあまり洗濯には向きません。昔はこの灰汁で洗濯をしていました。強 アルカリ性だと布の繊維も傷みますし、手も荒れると思います。もしも、灰汁などのアルカリ性のものと油が 結びついて石けんができるということが事実だとしても、汚れの中にある油はわずかですからその油と結び ついてできる石けんの量はごく少量です。石けんの量が少ないと水の中のミネラルと結合したり、汚れに負 けたりして金属石けん(石けんカス)ができてしまい、洗浄力はなくなりますし、その石けんカスが衣服に ついて黄ばみなどの原因になるだけではないでしょうか。 |
だけど、この新聞記事は石けん洗濯は環境に悪く、難しいかのように書いてあります。この特集記事でま すます石けんで洗濯をしようと思う人が減るのではないかと心配しています。この度の石けん洗濯の特集記事 はうがった見方をすれば、「石けん洗濯は面倒で環境に悪いぞ」と言わんばかりの記事に思えてなりません。 その証拠に「日本石鹸洗剤工業会では合成洗剤の安全性について、83年に 厚生省(当時)が安全性を確認している。せっけんも作るメーカーは『せっけんは合成洗剤と比べ、作る際 に大量の油脂とエネルギーを必要とする』と話す。」(2004年11月24日付朝日新聞)と書 いてあります。2001年4月から実施されたPRTR法(有害汚染物質の排出と移動の記録)という法律でほとんど の合成洗剤に使われているポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの成分6種類は、人の健康や動植物の生息 に悪影響を及ぼすおそれがあるとして有害化学物質に指定されているのに83年の安全性を持ち出し、石けん よりも合成洗剤の方が安全で環境に優しいかのような記述を書き、朝日新聞社にとって広告を多く新聞に出し てくれる大得意先である合成洗剤メーカーにちゃんと配慮しています。 もう一度書きます。石けん洗濯は簡単で面倒なことはありません。 上記の方法で一度挑戦してみてください。 |
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引用・参考文献 2004年11月24日付朝日新聞 |