| ■ − やはり日本の医師は勉強をしていない − ■ |
朝日新聞(2005年7月10日付)によると、NHKが今年5月連休中に放送した「シリーズ日本のがん医療を問う」は「視聴者に誤解を招き、治療現場に混乱を招いてる」(2005年7月10日付 朝日新聞)として405人のがん医療に携わる医師がNHKに意見書を送ったそうです。この番組で取り上げ、今年3月に承認された大腸がんの抗がん剤「オキサリプラチン」について意見書の中に「同抗がん剤が効くのは進行・再発がんの一部で、重い副作用を伴うこともあるのに、番組が画期的な薬であるという側面ばかり紹介した結果、使用者が不自然に増えた」ということが書いてあり、「販売元のヤクルトによると、放送後の5月は使用者が4月の倍近い969人に増えた。累計では副作用の疑われる死者が4人出ているという」ということです。しかし、この記事を読んでいて疑問に思いました。この抗がん剤を患者が勝手に薬局で買い、使うことはできません。それなのに「オキサリプラチン」の使用量が増えるということは、現場の医師がNHKの放送を見て患者にこの抗がん剤を処方したか、NHKの放送を見た患者に求められるがままに処方したかのどちらかです。このような行為は、テレビ番組でココアが体にいいと言えば直ぐにココアを買い、寒天がダイエットに良いと言えば直ぐに寒天を買うのとほとんど同じレベルです。そして、日本の医師で医薬品の論文を取り寄せてまで自分の処方する医薬品について調べている医師が少ないということをこの意見書は物語っています。副作用の強い抗がん剤についても同じで、抗がん剤の論文などを読まずに製薬メーカーの営業マンにすすめられたものを処方する。ほとんど調べずに処方しています。あまりにもお粗末な日本のがん医療です。 |
この番組には、国立がんセンター総長の垣添忠生氏も出演されており、「オキサリプラチン」についてもよくご存じのはずですので、NHKが治療現場に混乱を招くような番組ではなかったと思います。抗がん剤治療をおこなっている医師がこのような番組を見ただけで混乱するのは、勉強不足だからです。抗がん剤の勉強もせず、製薬メーカーの営業マンにすすめられたものを使うというようなことを普段しているからこのようなことになるのだと思います。この抗がん剤「オキサリプラチン」の報道に対してNHKに意見書を送るのではなく、むしろ、がん治療に携わる医師達にテレビで見たり、営業マンに薦められただけで安易に「オキサリプラチン」を使わないように指導した上で、処方する抗がん剤について勉強をするように徹底するのが筋です。NHKが放送したとおり、日本の医療現場には抗がん剤に対して知識のない医師が抗がん剤治療をしていることが問題なのであって、この番組が悪いのではないと思います。 |
『抗がん剤で殺される』(船瀬俊介著・花伝社)という本が『シャボン玉だより 96』(2005年8月15日)に紹介されています。
や や |
「抗がん剤治療で生存率が向上するのは、すべてのがんの一割でしかなく、残りの九割には、抗がん剤は無効なのです」(『患者よ、がんと闘うな』近藤 誠著・文藝春秋・P.52)と、ほとんどのがんに無効とされた抗がん剤治療は今も行われている、これが現状です。 がんでの死亡者が増えるのは、がん検診で患者を捜し出しては病院に送り込み、無駄な手術や無駄な抗がん剤治療をおこなっているからだと思います。実際にがん検診の精度が上がるに従い、がんでの死亡者が増えていることでこのことは証明されています。しかし、国は検診受診者が海外に比べ、少ないから今以上に検診受診者を増やそうとしています。がん検診の受診者が増えれば増えるほどがん治療が海外よりも遅れているため、日本ではがん治療死が増えます。これは歴史が証明しています。 |
以前、ある医師の方が小社掲示板で私の医療批判に対して医師は高度な教育を受けているので医師の行うことは間違いないかのように書かれていました。「できれば、6大卒の医系職の方、それから6大に準じる知識をもっている薬剤師さんにご相談ください。なぜ、そのような方かというと、それらの方は医学・生物学に関する高度教育を受けていて、しっかりした基礎ができており、さらに外国の論文も読むことができ、情報収集能力に長けているからです。この2つの条件を満たさないと、突拍子もない情報に惑わされたり、自分で情報を収集して分析することができません」(『エコロジカルな掲示板』エコロジカル・ヘルシーショップ三友掲示板) しかし、今回のNHK番組「シリーズ日本のがん医療を問う」を見て「オキサリプラチン」を処方した医師達は医学・生物学に関する高度教育を受けてはいたのですが、しっかりとした基礎ができておらず、さらに外国の論文も読むことができず、情報収集能力は劣っていたのではないでしょうか。今回のことで皆さんが日本の医師達は「医学・生物学に関する高度教育を受けていて、しっかりした基礎ができており…」云々ということは間違いであり、いかに勉強をしていないかに気づかれたと思います。 |
『アメリカ医師会ジャーナル』(2000年度)には、アメリカの病気死亡原因と件数が公表されています。それによると第1位が心臓病、第2位ががん、第3位が医師の治療や医師が処方した薬が原因での死亡です。日本はアメリカよりも処方する薬の量が断然多いので、アメリカが第3位なら日本は医師が処方した薬が原因での死亡はもっと上位に位置していると思います。 その上、日本の医学は人の免疫のことが分かっていないのではないかと思われる治療をしています。例えば、発熱です。風邪をひいた時やがんになった時などには熱が出ますが、現代医療はその発熱を悪いこととして解熱剤など必要のない薬を処方し、熱を下げようとします。これは人の免疫に反する行為です。体は、熱を出してリンパ球が働きやすい環境をつくっています。それを解熱剤で下げたのではリンパ球が働けず、風邪やがんが治らないのです。このように人の免疫を妨げるような解熱剤投与は、風邪程度の熱には必要ありません。人は41.7度くらいまでの熱に脳や体は耐えるようになっています。41.7度くらいまで体温が上がることは希で、臨床現場で働く医師でもこれほどの熱が出ている患者さんにはめったに出くわさないと思います。因みにがん細胞は39.3度以上の高温で死滅します。風邪をひいて熱が出た時は、がんやリューマチなどを治すチャンスですから、思いっきり熱を出しましょう。 現代医療では、風邪をひいて熱があるとすぐに解熱剤を処方します。その解熱剤などの薬で風邪やインフルエンザ脳症を発症するのであって、風邪やインフルエンザのウイルスが脳症の原因ではないということも知らない医師もいます。風邪にはまったく効果のない抗生物質を処方する医師もまだいます。その他に、リューマチの痛みやアトピーのカユミなども血流が回復して組織修復をおこなっている免疫反応なので、本来はそれらの症状を薬で抑えてはいけないのです。しかし、現代医療は症状を薬で抑えることを治療とし、そのために無駄な薬の投与が多く、ほんとうに人の免疫というものを勉強していません。世界的な調査で医師がストライキをすると、死亡率が50〜60%も下がることが分かっているそうです。それほどまでに現代医療は患者の生死に悪影響を及ぼしています。(『子供たちは何を食べればいいのか』松田麻美子著・グスコー出版・P.94) |
「医師に抗がん剤治療のための知識や能力が欠けていることは、Bクリニックにとどまらない問題です。イリノテカンの臨床試験でおおぜい副作用死したことを前述しましたが、その臨床試験がおこなわれたのは、がん専門病院や大学病院です。そのことは、がん治療を専門とする医師たちでさえも、知識や能力に欠けている場合があることを意味しています。(中略)実のところ胃がんには、抗がん剤は無効なのです。すくなくともこれまで、抗がん剤による生存率の向上を証明した試験や結果は存在しません」(『患者よ、がんと闘うな』近藤 誠著・文藝春秋・P.53) |
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引用・参考文献 2005年7月10日付 朝日新聞 『患者よ、がんと闘うな』近藤 誠著・文藝春秋 『シャボン玉だより 96』2005年8月15日 『エコロジカルな掲示板』エコロジカル・ヘルシーショップ三友掲示板 『子供たちは何を食べればいいのか』松田麻美子著・グスコー出版 |