− 健康になるためにみなさんどうしてますか? − 

 
身体の調子が悪い、疲れやすい、ちょっと太ってきた、肌荒れ、アトピー、 花粉症など今みなさんは何か身体に不調を持っていませんか。 不調になると「何か運動しなければ」「健康食品を買わなくては」「化粧品を変えなくては」 などを直ぐに考えます。 そして、今の生活を変えずに運動とか健康食品、化粧品などに頼ります。
しかし、身体に不調を訴えている人のほとんどが睡眠不足や、 食生活のみだれなど生活習慣が原因です。 疲れやすい人は糖分の摂りすぎではないでしょうか。 太った人は高タンパク高脂肪の食事をしていないでしょうか。 肌荒れの人は肉類を多く食べ、寝不足なのではないですか。 アトピーや花粉症などのアレルギーの人は加工食品やファーストフードなどを食べ過ぎていないでしょうか。
 
この人達の共通点は動物本来の生活をしていないということ、 穀物の摂取量が少ないこと、日本食をあまり食べていないことです。
人間は食べ物の化身です。食べたものが身体を作るので、悪いものや、 日本人に合わない食事をしているから身体にその症状が表れているだけです。 今の不調を直そうと思えば動物本来の生き方、食べ方をすればいいのです。 今の人達は自分を動物とは思っていないことが一番の問題です。
ライオンは肉、コアラはユーカリ、馬や牛は草を食べていて暴飲暴食もしていません。 動物は自分の身体に合った食べるものを知っていて、自分に合わない食べ物は食べません。 先ほど書きましたライオンは肉ばかり、コアラはユーカリばかり、 馬や牛は草ばかり食べているので病気はほとんどしません。 家畜やペットは人が栄養のバランスを考えてエサを作りエサを与えますので、 その動物が本来食べるもの以外のものも与えているので病気になります。
家畜やペットと同じで、今の日本人はあまりにも色々なものを食べ過ぎます。 例外はありますが基本的に人間は穀物を中心に食べていればあまり病気はしません。 野生の動物は超偏食で病気をほとんどしないのに、 偏食は悪いということで栄養のバランスを考えたエサを与えられている家畜やペットは病気をよくします。 人間も偏食が当たり前なのに学校給食に代表されるように栄養学ではそれを許していません。 季節を無視し、海外からも食材を取り寄せ栄養のバランスをとっていますが、 病気が多いのはどう考えても現在の栄養学が間違っているとしか思えません。
 
それではなぜ、穀物なのかということには訳があります。その訳とは歯並びにあります。
それぞれの動物の歯は、その動物の食べ物を決めてしまいます。 人間の歯は果物や野菜をかじる歯の門歯が上下に8本、肉を噛み切る犬歯が上下に4本、 穀物や芋、豆などをすりつぶす歯の臼歯は上下で20本です。 親知らずを除くいても16本です。圧倒的に臼歯が多いですね。 この歯並びで食べ物の割合を出すと、 ご飯など穀類を5〜6、野菜を4〜3、肉や魚を2〜1の割合で食べるのが理想です。
しかし、現在の栄養学はカロリーと栄養のバランスで献立を作ります。 だから、日本人が本来食べなくてはいけないお米が少なく副食が多くなっています。 その副食もハンバーグやフライなどに生野菜のサラダが盛合わせてある洋食が中心で、 野菜や魚の煮物などはほとんど食卓に上らなくなりました。 しかも、その副食の季節感がなくなりました。
「米ヌカ健康法」の著者、河村通夫さんが本に書いておられました、 「自然界では米や野菜は自分で作れますから、いつでも食べられますが、 肉や魚を捕りにいっても捕れる時と捕れない時がありますので、毎日は食べられません。」 だから昔は肉や魚を少ししか食べられませんでした。 しかし、今はスーパーマーケットに行けば、 いつでも肉や魚が買えるので食べ過ぎてしまうのでないでしょうか。
 
日本の食生活指針は1日30食品を摂るように指導しています。
でも、この食生活指針の1日30食品を摂るには、 ビニールハウスなどの現代的農法や輸入の野菜などがあってはじめて成り立つ指針だと思います。 自然界では畑の一部だけ気温を上げて夏の野菜を冬作ることはできません。 だけど、人間はビニールハウスで冬に夏の野菜を作り売るものですから、 身体を冷やす夏の野菜を冬食べて身体を冷やし、身体を不調にしています。
同じ食品は1日に何回食べても1食品としか数えません。 ご飯は1日に何杯か食べますが1食品としか数えられません。 そうするとご飯を必然的に少なくしないと30食品は食べられません。 それとも30食品は漬物皿のような小さいな皿に盛付けて食べろと指導するのでしょうか。 そうすると買い物もキャベツなどの野菜も丸ごとは買えませんし、 作るときも小さな鍋で少しづつ作らなければいけませんので主婦も大変です。 30食品は食べなくてはいけないし、 ご飯も沢山食べなければいけないのでは胃の小さい人は栄養は摂れないということになります。 実際に1日30食品を毎日、365日食べている人がどれほどいるのでしょうか。
 
本当に今の栄養学が日本人に合った栄養学ならば、これほど病人はいないはずですが、 その反対で肥満にはじまり高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病など高タンパク、 高脂肪が原因ではないかと思われる病気が増えています。
なぜ、これほどおかしくなったのでしょうか。 私は、学校給食の献立がかなり影響しているように思います。 学校給食は栄養士が作った献立で栄養のバランスがとれているということで理想の食事とされ、 家庭などに浸透していったことで、高タンパク、高脂肪の食事が増えて現在の高血圧、 心臓病、脳卒中、糖尿病など病気が増えていったように思います。 高タンパク、高脂肪の食事を摂っている欧米、特にアメリカでは、 普通のドアを通れない太った人をアメリカなどに行かれた方なら見られたことがあると思います。 ハンバーガーやフレンチフライ(フライドポテト) やコーラーに代表されるように太る元を食べていれば太って当たり前です。 多くのアメリカ人が朝食に好んで食べているシリアルを私は人間用のドックフードだと思っています。 シリアルには砂糖と牛乳を入れるだけで食べられます。 愛情などはまったく込っていません。牛乳と砂糖をいれますので身体には悪いし太ります。 そしてそれらの太る元を今、日本人はカッコいいということでよく食べています。 欧米の食事はカッコよくて日本食はカッコ悪いと思っているのだと思います。
 
よく高校を卒業する前に、 フランス料理の食べ方を習うということで3年生がフランス料理を食べに行っているニュースを見ます。 私はいつもこのニュースを見るたびになぜ日本料理のマナーを習わないのかなと思います。 外国の人がこの高校生に正式日本料理の食べ方を教えてと聞いたときに高校生が「解りません。」 と答えた時に外国人はどう思うでしょうか。 実際に日本料理の食べ方を知っている人がどれほどいるでしょうか。 これほど日本人は自分達の食文化に自信を持っていないことの表れだと思います。
でも、アメリカはマクガバン報告で、 日本食を優れた食事としてアメリカ国民に薦めるほど日本食は世界でも優れた食事です。 もっと自信を持っていただきたいと思います。
 
「学校給食指導の手引き」 には「日本人の伝統的な食生活の根幹である米飯を中心とする和食に関心をもち、 食べ方を身につけることや地域で培われた食文化を体験し郷土への関心を深めること」 と書いてあるそうです。 でも、実際に行われている給食は日本の伝統的な食文化とはかなりかけ離れたものが提供されています。 日本の伝統的な食文化に牛乳はありませんが、 学校給食には和食でも必ず牛乳がつきます。 「地域で培われた食文化」 とありますが「わかめとコーンのスープ、チキンオムレツ、ミートボールのケチャップ煮」 などが地域で培われた食文化でしょうか。 こういうものが副食の見本として家庭に定着したのではないでしょうか。 先ほど書きました学校給食指導の手引きには 「米飯を中心とする和食に関心をもち、食べ方を身につける…・・」 と謳っておきながらフランス料理の食べ方を教えるという変なことをしています。
 
今、使われている母子手帳は、 昭和23年に乳業振興策として医者の意見を入れないでアメリカが作ったものです。 この方法でアメリカが儲かったので昭和33年に学校給食に牛乳を出すようになったそうです。 牛乳も単にアメリカが儲かるから学校給食に出ているだけです。 小児科医の真弓定夫さんは「パンからご飯に。ミルクからみそ汁に。 みそ汁を飲むと確実に病気が減りますから医者は困ります。だから医者殺しのみそ汁。」 と言っておられます。健康のために牛乳を飲まないでみそ汁を飲んだ方がいいと思いますが、 日本は経済最優先ですので国民の健康よりお金を大事にする国です。 外国の食べ物(高タンパク、高脂肪)をいいと言って生活習慣病などの病人を作り、 その病人で病院が儲かる。 (ちょっと考え過ぎかもしれませんね) HIVの時によく分かったと思いますが国や官僚、 企業を守るためならウソの情報でも平気で流す国です。 みなさん騙されないように気をつけて下さい。
 
では健康になるにはどのようにすればいいのでしょうか。 最初に書きましたように、 日本人はお米のような穀物を中心に季節の野菜とほんの少しの動物性タンパクを摂ればいいのです。 それも腹八分。それで十分です。 しかし、調味料やお米はいいものを選んで下さい。 お米もできれば精米機を買って分づき米にして食べると更にいいと思います。
 
 
不幸にも病気になった人は正しい食事をして自己治癒力を高めて病気を退治して下さい。
メディカルコンサルタントの細川順讃さんが『2000年 正食2月号 治癒』 (原文をそのまま書きました。) に書かれていますので紹介します。
「人体組織は四六時中自動コントロールされています。 この調整システムを、恒常性(ホメオスタンス)といいます。
 
(中略)
 
ところが、体内を極端に大きく変動させる事態が発生したときは、 ホメオスタシスも大きく作用して、速やかに元の内部環境に戻そうと体内組織をフル活動させます。 このとき、体内で起こる大きな変動は、 不快感を伴って感じます。疲労感、倦怠感、かゆみ、痛み、発汗、食欲不振、などです。 変動がさらに大きいと悪寒、発熱、下痢、嘔吐、めまい、強度倦怠感などが表れることもあります。 このようなとき、ホメオスタシスがフル稼動できる態勢が整っていれば、 リラックスして休憩しているだけで元の正常な状態に戻ります。
 
(中略)
 
体に感じる不快な現象は、 ホメオスタシスのコントロール能力を超えるほどの負担をかけているシグナルです。 つまり、生活が自然法則から逸脱していることへの警告です。と同時に、 身体を正常に立て直し、生命を守っていこうとする働きです。 このような現象を病気といい、悪の権化のように敵対視しているのが人の常です。
 
(中略)
 
病気とは、生活の誤りを正す警鐘であり、命を守る働きです。
 
(中略)
 
病は敵である。病魔と闘う。 こういう発想では、こぞって永遠に病と無益な闘いを繰り返していくことになります。 がん細胞などは、人を苦しめ、命を奪う忌まわしい悪魔のように見られています。 がん細胞も、元は自分自身の大切な細胞です。 たまたま運悪く狂ってしまったのではありません。 百パーセントみずからが狂わせてしまったのです。 自分がつくったものですから、自分で消すこともできます。 もともと正常な体細胞を狂わせるような生活を長年続けていたため、 必然の結果として一時逸脱しているだけです。
 
(中略)
 
現代医学ではがんは敵だと見なすから、 薬物や物理手段で破壊したり、メスで切り取ったりするような攻撃的発想が生まれるのです。 これは、 わが子を親の責任で非行に走らせてしまいながら手に負えなくなって殺し屋に殺してもらうのと同じことです。 この恐ろしい過ちに早く気付くべきです。
 
(中略)
 
病気のとき働くホメオスタシスを自己治癒力といいます。
自己治癒力が完全に発揮できる条件を整えれば、どんな病気も速やかに治癒します。 ところが、多くは自己治癒力が働けない状態ばかりをつくってしまうのです。 自己治癒力がもっとも発揮できるのは、身体組織の負担が最小限のときです。 動物は、けがでも病気でも、本能的に安静状態になります。 人は、逆に安静にできない状況をつくりだします。 身体は食を欲していないのにどんどん食物を放り込み、 動かずジットしていることを要求しているのに動き回り、 よけいな異物(化学物質)を体内に入れてますます負担を大きくし、 心を不安定にして自己治癒力を低下させていきます。
身体の負担を最小限にするためには、 心の安静と内臓の安静がもっとも重要です。 心の安静を図るには、意識の転換をしなければなりません。 内臓の安静は、食物を最小限にすることです。 食べた食物を体内で処理するには大変なエネルギーと長時間を要します。 病気のときは処理能力が低下しているので、負担は想像以上に大です。 そんな状態で食べ物を入れると、完全処理ができずに老廃物を増加させてしまいます。 これは治癒を大幅に遅らせることになります。」
 
現在、私達、日本人は少し食べ過ぎていて自分で病気を作っているのではないでしょうか。 風邪をひいた場合でも「栄養のあるものを食べなさい。」と食べらせます。 風邪をひいて身体が弱っているときに栄養のある(消化の悪い) ものを与えれば消化にエネルギーをとられて自己治癒力を発揮できません。 その上に風邪薬のような化学物質を飲んで風邪を益々悪くすることをしています。
腹八分に食事を食べていればいいものを、3度の食事も腹いっぱい食べて、 その上、おやつやジュースなどを食べたり飲んだりすれば胃の休まる時間がありません。 内臓に負担をかけて消化にエネルギーを消耗し、自己治癒力を弱めて病気や、 肥満になりダイエットと言ってエアロビックスやスイミングや病院通いと時間とお金を費やしていて、 運動や病院通いをすれば健康になれると思いこんでいます。 エアロビックスやスイミングをカッコいいと思っているのでしょうが、 太っている人が痩せようと思ってすれば、りっぱなリハビリです。 カッコよくはありません。カッコよくなるためにも健康のためにも日本食を食べましょう。
 
もう一度、日本食に自信を持ち、日本人に合った食事をして下さい。 そして、野生の動物に学びましょう。それが、健康への第一歩です。
 
エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
 
参考文献
「2000年 正食2月号」 正食協会
「学校給食と子どもの健康」 秀英書房
「河村通夫の玄米スープ健康法」 小学館 

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