− 何かへんだと思いませんか?化粧品編 − 

 
夏になると「美白」と「日焼け止め」のことが話題になります。 特に日本は「白色」を理想の肌としていますので「美白化粧品」と「日焼け止め化粧品」がもてはやされます。
しかし、本当に日本人の肌は白くていいのでしょうか? なぜ肌の色の違う人達がいるのでしょうか?地図を頭に描いて考えて見て下さい。 北に位置している国に住んでいる人達の肌と南に位置している国の人達の肌の色はどうなっていますか? 北に住んでいる方達の肌の色は白く、南下するにしたがい肌の色は茶色や黒色になっていませんか。 どうしてそうなるのでしょうか。
それは身体に必要なものを摂り込む機能と不必要なものを摂り込まない機能のためです。 北に行けば行くほど日照量は少なく、南に行けば行くほど日照量は多くなります。 北に住んでいる人達は太陽光線を身体に摂り込み、 上皮内にあるレストロールをビタミンDに変えるために肌の色を白くして、 太陽光線を身体に摂り込みやすくしているのです。 その逆に南に住んでいる人達は過剰な太陽光線の紫外線から身体を守るためにメラニン色素を生成して、 余分な太陽光線を吸収するするように肌が黒くなっているのです。 だから日照量で肌の色は決定されていることになります。 神様のわがままでそうなっているのではありません。
 
日本人の肌の色が黄色なのにも理由があって黄色い色をしているのです。 黄色い色をしているものをわざわざ白くするために美白化粧品をつけて、 メラニンの生成を抑制することが本当に身体にいいことなのでしょうか。 黄色い色には理由があり、日照量が多いためになっているのですから、 それを白くすると皮膚ガンにかかり易くなるということです。
実際にオーストラリアではこの30年間に皮膚ガンで死亡した人が4倍に増えているそうです。 オーストラリアは南に位置していますから肌の色は本当は黒くなければならないのに白い色の肌の人が多いのは、 もともと太陽光線を肌から摂り込まないと健康を保たれなった、 北ヨーロッパに住んでいた人達が移住して作った国だからです。 日本人には黄色い色の肌が必要で黄色くなっているのですから白くなる必要はないのです。 化粧品メーカーなどの美白戦略にのらない方が健康を保つことができます。
 
美白化粧品はメラニン色素の生成を抑制する働きをします。 メラニン色素が出来ないということは紫外線が皮膚から入りやすくなるということです。 美白化粧品を売り出し肌を白くさせて紫外線を取りこみやすくさせておき、 今度は紫外線は肌の老化を促進させると化粧品メーカーは言って日焼け止め化粧品を売る。 なんとうまく商品を売る仕組みを作っていると感心します。
 
知り合いがある大手化粧品メーカーの販売店をされているのですが、 以前、そこの奥さんに「化粧品に含まれている合成界面活性剤は皮膚から身体の中にはいるのですよ。 その合成界面活性剤が皮膚を荒らしているのです。」と話したことがありました。
次に会った時に「メーカーの営業の人に聞きましたが、 化粧品の合成界面活性剤は絶対に身体の中には入らないと言われていましたよ。」と話されました。
それからしばらく過ぎた頃、 知り合いの化粧販売店に行った時に大手メーカーの美白化粧品パンフレットが置いてあり 「○○○○○・○○○○効果で1・5倍以上浸透」 「有効成分を早く、深く、すみずみまで届けるバリアであった角質細胞をストレートに通過」と書いてありました。 化粧品メーカーの営業の方は「絶対に身体の中に入らない」 と言っておきながらパンフレットには堂々と「浸透」だの「角質細胞をストレートに通過」 だのと角質を通して化粧品が身体の中に入ることを謳っています。 知識のない消費者にウソを言って消費者をダマして売る。 これが化粧品メーカーの本当の正体です。これだから大手化粧品メーカーのいうことは信じられません。
 
もう一つ変なことが書いてあるものが置いてありました。
「肌表面へ付着する悪・汚れ、老廃物、化学物質(大気汚染)、残存メイク」 化粧品メーカーの作ったものだから肌表面とは顔の肌のことだと思います。 それを前提に書きます。化学物質(大気汚染)が肌表面に付く悪いものというのもおかしなことですね。 化学物質である大気汚染が肌に付く前に、 肌には化粧品という化学物質が肌表面に付いているので、 大気汚染は肌表面に付かないで肌の上の化粧に付くのではではないでしょうか。 残存メイクとはクレンジングなどで化粧を落とした後、 まだ残っているメイク化粧品のことだと思います。 残存メイクが悪ならばメイク化粧品は悪ということになります。 残存という言葉を付けているからいかにも悪いという感じを受けますが、 残業などをして朝から夜遅くまで付けていることと同じことです。 メイク化粧品を長時間付けていると何か肌に悪い作用を起すということではないでしょうか。 肌に悪いもの、要するに「汚れ」ということになります。 やはり化粧品は肌に悪いということになります。付けないことにこしたことはありません。
 
女優の岩下志麻さんが先日、 長期間同じ化粧品メーカーのCMに出演されていることでギネスに登録されるようになり、 週刊誌などの記者に囲まれて色々質問をされていました。 その質問の中で「どのようにしてきれいな肌を維持されているのですか?」というのがありました。 そして岩下さんは「洗顔です。」と答えられました。 化粧品できれいな肌を維持しているのではなく、 石けんで化粧をよく落とすことが肌をきれいにできるということではないでしょうか。 化粧品のCMに出演されているのにきれいな肌を維持しているのは化粧品ではなく洗顔という皮肉。 世の中はごまかせませんね。
 
最近、テレビCMで肌は酸性なので酸性石けんで洗うのが肌にやさしく、 アルカリ性の普通の石けんはいかにも肌に悪いという印象を与えるようなものをやっています。 これも消費者をダマす合成洗剤メーカーのいつものCMです。
肌はアルカリ性の石けんで洗った場合、 アルカリ性に傾いた肌を酸性に戻す機能が備わっていますので問題はないのです。 昔は酸性の石けんなんてありませんでした。 しかし、アルカリ性の石けんで洗ったから肌は痛んだということもありませんでした。 このCMでは酸性はいいがアルカリ性は悪いということを盛んに言っていますが、 本当にアルカリ性が悪いのでしょうか。 みなさんがよく行かれ肌がスベスベになる温泉はph9前後と石けんとほぼ同じアルカリ性です。 海もph8くらいのアルカリ性です。 温泉に入った後や海で泳いだ後に全身を酸性水などで中和をしなくても荒れたりはしていないはずです。 温泉がアルカリ性と知っていた人がどのくらいおられるのかは知りませんが、 知っていたら温泉に行くときには酸性化粧水などを持って行かれるのではないですか。 でも知らなかったらなんともないし肌にも異常は起こりません。 トイレ掃除用の酸性洗剤などの強酸性や強アルカリ性でないがぎり、 普段使っている弱酸性や弱アルカリ性の洗浄剤の酸性やアルカリ性などは、 あまり考えなくても身体はうまくできていますので心配するようなことはありません。
 
最近は顔ダニを殺すような石けんも売り始めました。 顔ダニは最近、発生し始めた訳ではなく昔からいたもので肌には必要なものです。 合成洗剤メーカーや化粧品メーカーは何かいかにも身体に悪いようなものを取り上げ、 それを取り除けば安心なようにCMで消費者をマインドコントロールしては物を売りこむことが常套手段です。 ダマされないようにして下さい。 非加熱血液製剤でのHIV感染問題や雪印牛乳の食中毒事件などでよくお分かりだと思いますが、 人の命や健康よりも利益を最優先にするメーカーが多いということと、 そのメーカーを援護する国の存在に早く気がついてほしいと思います。
 
エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
参考文献
『真土不二の探求』 山下惣一著・創森社

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