− お米は日本人の主食です − 

 
朝食はパンですか?
ごはんですか?
パンと答えられた方はごはんに切り替えて下さい。 理由は日本で売っているパンは柔らかくイーストフード、PH調整剤、乳化剤、 保存料などの添加物がたくさん使われている上に小麦のほとんどが輸入なのでポストハーベストや燻蒸、 殺虫剤などの問題もあります。 食べる時には添加物の入っているマーガリンやバターなど油分の多いものをつけ、 その上おかずもハムやベーコン、ウインナー、卵など動物性タンパク質が中心になります。 これらを調理するには油を使って作るようになりおかずの種類も限られます。 飲み物も牛乳やコーヒーのように動物性脂肪や砂糖などの糖分も多くなるので、 カロリーが高くなり成人病になる確率が高くなります。
動物性タンパク質を常食していますと肝臓の糸球体が目詰まりを起こしやすくなり血液濾過機能を落とします。 こうなりますと正常な血糖維持が不能になり糖尿病などの生活習慣病をつくるのではないのでしょうか。 こういう食事をしていて病気になるなというのが難しいくらい病気をつくる食事です。
アメリカでは1978年の栄養白書で肉や卵を食べないように、 砂糖を摂らないように、牛乳も飲まないようにと警鐘を鳴らしました。 それによってアメリカでは心臓疾患などの死亡率の高かった疾患が減りました。
肉にはもう一つ問題があります。肉1キロを作るには穀物が7キロ必要になります。 みなさんが肉を食べる量を減らすことによって食料不足に悩んでいる国に穀物を分ける事ができます。 だから肉を食べる事は食料不足をつくることにもなります。

ごはんは脳に必要な良質な糖質や身体に必要なタンパク質もたっぷりで栄養価は高く、太りません。 添加物は入っておらず輸入の小麦のようにポストハーベストや燻蒸、殺虫剤などの問題はありませんし、 おかずは何でも合いますのでバラエティーに富みます。 飲み物もヨーグルトと同じ発酵食品のみそ汁が合います。 味噌は良質のタンパク質やミネラルが豊富で味噌は便秘解消にもとてもいい食品です。

「生まれておっぱいをしっかり飲み、 その後少し大きくなったらおにぎりをしっかり食べるようにして育った子供は、 そうではない子供とは大きく違うことが目につきます。 自分の世界をしっかりと持っている子どもが多いのです。 またしっかりごはんを食べて育ったこどもたちはおしなべて穏やかなやさしい顔をしています。 穀類が入るか入らないかによって判断力がちがってきます。 お子さんが大きくなればなるほどそれは違ってきます。 判断力とは『いま自分が何をしたよいかな』というのが分かるというこです。 穀物をしっかり摂ったらおっぱいの出がよくなったというお母さんをたくさん見てきました。 また穀物の食べ方が少なく、甘いものを食べたり、 果物を食べたりすると冷たいおっぱいになってしまします。 そうすると赤ちゃんがいやがって飲まなくなります。 また流産しかかっている人にしっかりと穀類とごま塩などで塩分をとらせると流産がとまるといったこともあります。 穀類を食べると頭が良くなります。 脳細胞を作るには穀類が一番大事なのです。 穀類を主に食べたからこそ私達が猿から立ち上がって歩き、 やがて人間らしくなったといっても過言ではありません。 (『正食 1999年12月号』 澤田季里 子育ち文化研究所・正食協会・P.26)と話されています。
「小さい子供の食べる野菜の量には限界があるので、 栄養価の高いごはんをしっかり食べれば栄養素も抵抗なく口に入ります。」 (『正食 1999年12月号』きのみ・きのみむすび保育園 給食&おやつレポート・正食協会・P.18) ごはんだとおにぎりや丼物にすれば子どもは喜んで食べます。
 
「食」とは「人を良くする」と書きます。今、若者が荒れていますが、 これも食べ物が悪くなったからだと思います。 ファーストフードに代表されるように安くて手間のかからない食べ物 (効率や値段ばかりではペットや家畜に与えるエサと同じです)が多くなっています。 朝食にパンが増えたのも準備が簡単だからだと思います。 アメリカでは家族のそれぞれがシリアルに牛乳をかけ、 それぞれの都合の時間に食べて会社や学校に行く家庭が多いようです。これではペットフードです。 人間の食事ではありません。愛情などは微塵もありません。 だからアメリカでは殺人などの犯罪が多いのではないでしょうか。 肉や牛乳などの動物性タンパク質は脳に必要な糖質よりも身体を作るタンパク質やカルシウムを多く含む栄養素です。 脳が発達せず狩をする身体を作るものを食べているから人を殺すようなことになってしまいます。 人の命を育てるものになるべく効率と安さを取り入れないで下さい。
それに比べ母乳やお米などの穀類中心の食事は脳に必要な糖質を多く含みますので脳を発達させます。 だから自我の形成や良い悪いの判断力を持つことができます。

現代の栄養学では動物性タンパク質を最良のものとして動物性タンパク質を多く摂るようにすすめています。 しかし、動物性タンパク質を多く摂った結果が生活習慣病の増加につながりました。 生活習慣病の増加は現代栄養学が誤まりだったという証拠です。

日本の先人が経験的に積み上げ作り上げてきた智恵の結集が日本食です。
先人の智恵で私が一番おどろいたものは「たくあん」です。 日本が戦争に負けアメリカ軍が日本に進駐してきたときに、 現代栄養学では3000カロリーを切ると栄養失調になり2000カロリーでは死ぬと言われています。 しかし、当時の日本人は約1500カロリーくらいで生活をしていました。 これにはアメリカ軍も驚いたといいます。 そこでアメリカが調査をして分かったことは「日本人は納豆、味噌、醤油、麹、漬物などの発酵食品を摂っていた」 ということでした。 その中でたくあんは肉と比べても遜色のないくらいのタンパク質が含まれていました。 3年くらい漬けた発酵した古漬けでは塩で漬けたのにもかかわらず血圧が下がるそうです。 これほど日本食はすばらしいものです。 世界に誇れる食文化です。今の日本人は世界に誇れる食文化を捨て海外の食事をいいと摂り入れています。 だから世界中の病気を抱え込む事になっていると生活科学研究会の守 孝さんは言われていました。 ただ悲しいことに現在、流通している味噌や醤油、漬物は添加物だらけで即席で作られているものがほとんどです。 もっと日本人が日本食の食材にきびしい目を持てばニセモノもなくなると思います。 安さだけで食材を選ぶからニセモノや輸入品が横行する事になります。

日本食の基本は米や豆などの穀類を6割、野菜や海草類を3割、魚や肉などの動物性タンパク質です。 栄養学のいう1日30品目の食品をとるようなバカげたことよりも「作る味より旬の味」 というように季節ごとにとれる旬のものを食べ、 できるだけ添加物や農薬が使われていない食物を摂るようにして腹八分目に食べれば健康は保たれます。
 
エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
参考文献
『正食 1999年12月号』 澤田季里・正食協会
『子どものために親や教師は今 何をすべきか』 守 孝・生活科学研究会

トップページへ